ホンジュラス駐日大使館・総領事館
Embassy & Consulate General of Honduras in Japan
ホンジュラス共和国大使館
Embassy of the Republic of Honduras in Japan
〒106-0031 東京都港区西麻布4丁目12-24 第38興和ビルディング8階802号室
電話:03-3409-1150
臨時代理大使:カルロス・オナン・メンドサ・トバル 公使参事官
Mr. Carlos Onan MENDOZA TOVAR, Charge d’Affaires ad interim
apan-Honduras Relations (Basic Data)
April 6, 2017
Diplomatic Relations:
- Established in February 1935
Japanese Nationals:
- 148 (as of October 2015)
Trade with Japan:
- Export: 2,53 billion yen (2016) (coffee, textiles and clothing, etc.)
- Import: 8.43 billion yen (2016) (automobile, steel, automobile part)
Japan’ Economic Cooperation (Cumulative total until fiscal 2014)
- List of Exchange of Notes
- Loan: 50.77 billion yen
- Grant: 76.38 billion yen
- Technical Cooperation: 42.07 billion yen
VIP Visits
Year | Name |
---|---|
1998 | Ambassador on Special Mission to the Presidential Inauguration, Tamisuke Watanuki |
1998 | Parliamentary Secretary, Nobutaka Machimura (on the occasion of the Hurricane Mitch) |
2002 | Ambassador on Special Mission to the Presidential Inauguration, Kayoko Shimizu |
2003 | H.I.H. Princess Sayako |
2006 | Ambassador on Special Mission to the Presidential Inauguration, Kunio Hatoyama |
2012 | Parliamentary Vice-Minister Toshiyuki Kato |
2014 | Ambassador on Special Mission to the Presidential Inauguration, Hirotaka Ishihara |
2015 | Parliamentary Vice-Minister Takashi Uto H.I.H. Princess Mako |
Year | Name |
---|---|
1997 | President Roberto Reyna |
1999 | Foreign Minister Roberto Flores |
2004 | President Ricardo Maduro |
2005 | Foreign Minister Rosa Bautiata |
2005 | President Ricardo Maduro (IDB Okinawa Meeting) |
2005 | President Ricardo Maduro (Japan-Central America Summit) |
2007 | Minister of Health Jenny Meza |
2010 | Minister of Environment Rigoberto Cuellar (COP10) |
2013 | Minister of Environment Rigoberto Cuellar |
2014 | Minister of Public Education Marlon Escoto (UNESCO World Conference on ESD) |
2015 | Commissioner of the Permanent Contingency Commission (COPECO) Moisés Alvarado (Third UN World Conference on Disaster Risk Reduction) |
2015 | Minister of Finance Wilfredo Cerrato |
2015 | President Juan Orlando Alvarado |
2015 | Foreign Minister Arturo Corrales |
2015 | Minister of Economic Development Alden Rivera |
2015 | Minister of Infrastructure and Public Services Roberto Ordoñez |
Cultural Grant (cumulative total fiscal 1975-2015)
- 1.02 billion yen (Cultural Grant Aid)
- 55.8 million yen (Grant Assistance for Cultural Grassroots Projects)
一般事情
1 面積 112,492平方キロメートル(日本の約3分の1弱)
2 人口 808万人(2015年:世銀)
3 首都 テグシガルパ
4 民族 ヨーロッパ系・先住民混血91%,その他9%
(先住民6%,アフリカ系2%,ヨーロッパ系1%)
5 言語 スペイン語
6 宗教 伝統的にカトリック(信教の自由を憲法上保障)
7 略史
年月 | 略史 |
---|---|
1502年 | コロンブス到着 |
1539年 | グアテマラ総督領編入 |
1821年 | 独立 |
1823年 | 中米諸州連合結成 |
1838年 | 中米諸州連合より分離独立 |
1982年 | 民政移管,コルドバ大統領就任 |
1986年 | アスコナ大統領就任 |
1990年 | カジェハス大統領就任 |
1994年 | レイナ大統領就任 |
1998年 | フローレス大統領就任 |
2002年 | マドゥーロ大統領就任 |
2006年 | セラヤ大統領就任 |
2009年6月 | クーデター発生 |
2010年1月 | ロボ大統領就任 |
2014年1月 | エルナンデス大統領就任 |
政治体制・内政
1 政体 立憲共和制
2 元首 フアン・オルランド・エルナンデス・アルバラード大統領(任期4年)
3 議会 一院制(128名,任期4年)
4 政府 国民党
- (1)首相名 首相職無し
- (2)外相名 マリア・ドローレス・アグエロ
5 内政
- 1963年以降1980年まで軍政が続き,1980年に制憲議会選挙,1981年に総選挙が行われ,1982年に民政移管。
- 以後2009年の大統領選挙まで,自由党と国民党の2大政党制度が定着。
- 2009年6月28日未明,軍がセラヤ大統領(当時)を拘束して国外移送するというクーデターが発生したが,OAS及び米国の仲介も得て,2009年10月30日,セラヤ大統領側と「暫定政府」側が「テグシガルパ・サンホセ合意」に署名。2009年11月29日に実施された大統領選挙・総選挙で,ロボ国民党候補(当時:野党)が当選し,2010年1月,大統領に就任。
- ロボ大統領は政変後の国内融和と国際関係の修復に尽力し,欧米等多数の国との関係を正常化した。日本政府も2010年4月23日,外交関係を正常化した。米州人民ボリバル同盟(ALBA)を含む一部中南米諸国はセラヤ前大統領が帰国していないこと等を理由にホンジュラス政府を承認していなかったが,2011年4月9日,コロンビア及びベネズエラの仲介を経て,ロボ大統領とセラヤ前大統領が「カルタヘナ合意」に署名し和解,セラヤ前大統領はホンジュラスに帰国した。また,2011年6月1日,OAS特別総会でホンジュラスのOAS復帰が承認された。
- 2013年11月24日に大統領選挙が実地され,新党リブレ党のカストロ候補(セラヤ前大統領夫人),国民党,自由党各候補の争いとなったが,与党国民党のエルナンデス候補が当選した。2014年1月,エルナンデス大統領が就任した。
- 2015年4月23日,大統領再選を禁止する憲法条文は違憲であるとの与党国民党の国会議員の申し立てに対して,最高裁は申し立てを認め,同条文の規定は無効であるとの判決を下した。これにより,大統領再選の道が開かれた。
- 次期大統領選挙は,2017年11月に実施予定。2016年11月9日,エルナンデス大統領は,与党国民党からの再選出馬要請を受け,2017年3月に実施される党内予備選挙に立候補することを発表した。
外交・国防
1 外交基本方針
- (1)対米関係重視。外交多角化の観点よりアジアとの関係緊密化に努力。中国と国交はなく,台湾と国交を有する。
- (2)中米統合の促進。
2 軍事力(2016年:ミリタリーバランス)
- (1)徴兵制に代え志願兵役制を導入(1995年4月,議会にて志願制兵役法案可決)
- (2)兵力
- 10,700人(陸軍7,300人,海軍1,100人,空軍2,300人)パラ・ミリタリー8,000人(治安・防衛省)
- (3)国防費
- 295百万ドル
経済
1 主要産業 農林牧畜業(コーヒー,バナナ,養殖エビ等)
2 名目GDP 204億ドル(2015年:世銀)
3 一人当たりGDP 2,529ドル(2015年:世銀)
4 経済成長率 3.6%(2015年:世銀)
5 消費者物価上昇率 2.4%(2015年:中銀)
6 失業率 7.3%(2015年:国家統計院)
7 総貿易額
- (1)輸出(F.O.B)
- 8,040.7百万ドル(2015年:中銀)
- (2)輸入(C.I.F)
- 11,097百万ドル(2015年:中銀)
8 主要貿易品目
- (1)輸出
- コーヒー,バナナ,パーム油,養殖エビ,養殖淡水魚
- (2)輸入
- 燃料類,機械・電気部品及び関連製品,化学工業製品
9 主要貿易相手国
- (1)輸出
- 1位 米国(35.6%),2位 ドイツ(8.7%),3位 エルサルバドル(8.5%),(日本(0.6%))
- (2)輸入
- 1位 米国(35.1%),2位 中国(13.6%),3位 グアテマラ(9.2%),(日本(1.4%))
(2015年:中銀)
10 通貨 レンピーラ(L) 11 為替レート 1$=22.10レンピーラ(2015年平均:中銀)
12 対外債務
5,732.6百万ドル(2015年:中銀)
13 経済概況
- 1998年,中米を襲ったハリケーン・ミッチにより,約36億ドル(1998年名目GDPの約68%にあたる)という未曾有の被害を被ったが,国際機関等の支援もあり復興。
- 拡大重債務貧困国(HIPC)イニシアチブの対象国であり,2005年3月にIMF理事会,同年4月には世銀理事会において完了時点に到達したことが承認された。その結果,国際機関(プレッジ額は約3億ドル),各国(予定額940百万ドル)による債務免除が実施されることとなった。日本は,計約581億円の債務免除を行った。
- コーヒー,バナナ等の伝統産業への依存度は未だ高いが,これから脱却するため,新規産業の育成を図っており,マキラ(保税加工区)における製造業(特に繊維)や観光業が注目されている。
- 在米ホンジュラス人(約100万人)からの本国送金も急増しており,2015年の送金額は37億7,020万ドル(GDPの19%に相当)。
- 近年は国際経済危機の影響により建設業やマキラ産業が打撃を受け,2009年6月のクーデター後は国際協力の停止の影響も出て、国内経済は厳しい不況に陥った。経済状況の立て直しが急務の課題。
- 2006年,米・中米・ドミニカ共和国自由貿易協定(DR-CAFTA)が発効。2013年8月に中米・EU連携協定が発効。2016年10月には太平洋同盟への正式加盟を申請。2016年11月には中米・韓国FTA交渉が妥結した。
経済協力
1 日本の援助実績
- (1)有償資金協力(2014年度まで,E/Nベース) 507.74億円
- (2)無償資金協力(2014年度まで,E/Nベース) 763.77億円
- (3)技術協力実績(2014年度まで,JICA経費実績ベース) 420.74億円
2 主要援助国(2013年,単位:百万ドル)
- (1)米国(91.23)
- (2)カナダ(23.36)
- (3)ドイツ(18.91)
- (4)スイス(18.36)
- (5)日本(14.02)
二国間関係
1 政治関係
伝統的に友好関係。1935年2月外交関係樹立。1941年12月からの外交関係中断を経て,1953年10月外交関係再開。1967年相互に大使館開設。1971年我が方大使館実館設置。
1998年,ハリケーン災害の人道援助のため,日本は国際緊急援助隊として初となる自衛隊の医療部隊をホンジュラスに派遣。約4千人の診察と約3.3万平米の防疫を行った。
2015年は外交関係樹立80周年,日・中米交流年であり,双方において40件以上の記念事業が実施された。
2 経済関係
- 対日貿易
-
- (1)貿易額(2016年:財務省貿易統計)
- 輸出:25.3億円
- 輸入:84.3億円
- (2)主要品目
- 輸出:コーヒー,衣類等
- 輸入:自動車,鉄鋼,自動車部品等
3 文化関係
- 一般文化無償累計(27年度まで) 19件 10.2億円
- 草の根文化無償累計(27年度まで) 7件 5,580万円
4 在留邦人数
148人(2015年10月現在)
5 在日ホンジュラス人数
193人(2016年6月現在:法務省)
6 要人往来
年月 | 要人名 |
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1990年 | 斉藤十朗特派大使(カジェハス大統領就任式) |
1991年 | 杉浦正健衆議院議員 渡海紀三朗衆議院議員 |
1992年 | 小渕恵三衆議院議員,杉浦正健衆議院議員 三原朝彦衆議院議員,新盛辰雄衆議院議員 木間章衆議院議員,藤原房雄衆議院議員 |
1994年 | 山下徳夫特派大使(レイナ大統領就任式) |
1998年 | 綿貫民輔特派大使(フローレス大統領就任式) 町村外務政務次官(ハリケーン見舞い) |
1999年 | 愛知和男衆議院議員 |
2002年 | 清水嘉与子特派大使(マドゥーロ大統領就任式) |
2003年 | 清子内親王殿下 |
2005年 | 有馬龍夫政府代表(日本・ホンジュラス外交関係樹立70周年記念式典) 小平忠正衆議院議員 |
2006年 | 鳩山邦夫特派大使(セラヤ大統領就任式) |
2007年 | 山際大志郎衆議院議員 |
2012年 | 加藤敏幸外務大臣政務官 |
2014年 | 石原宏高外務大臣政務官(エルナンデス大統領就任式特派大使) |
2015年 | 宇都隆史外務大臣政務官(日本・ホンジュラス外交関係樹立80周年記念式典) 眞子内親王殿下 |
年月 | 要人名 |
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1990年 | イリアス国会議長 カステリャーノス厚生相 マルティネス予算企画相 カスティーリョ大統領顧問 メンブレーニョ通信・公共事業運輸相 カジェハス大統領(即位の礼) カリアス外相(即位の礼) |
1991年 | メディーナ経済相 ビジャヌエバ大蔵相 マドゥーロ中銀総裁 ヌフィオ天然資源相 |
1993年 | カリアス外相 チャイン経済貿易相 |
1994年 | パス外相 |
1995年 | ヘレサノ副大統領 |
1997年 | レイナ大統領(実務訪問賓客) |
1999年 | フローレス外相(台湾訪問帰路立ち寄り) |
2003年 | バトレス文化相 ピエレフ観光相 ロドリゲス枢機卿 パンティング環境相 |
2004年5月 | マドゥーロ大統領(実務訪問賓客) |
2005年3月 | ロサ・バウティスタ外相(外務省賓客) |
2005年4月 | マドゥーロ大統領(IDB沖縄総会) |
2005年8月 | マドゥーロ大統領,ロボ副大統領,フォルティン外相(日本・中米首脳会談) |
2007年10月 | メサ厚生相 |
2010年10月 | クエジャル環境相(COP10) |
2011年2月 | アルバレス・テグシガルパ市長(国民党党首) |
2013年2月 | クエジャル天然資源・環境相 |
2014年11月 | エスコト教育相(持続可能な開発のための教育に関するユネスコ世界会議) |
2015年3月 | アルバラード緊急事態対処常設委員会(COPECO)長官(第3回国連防災世界会議) |
2015年5月 | セラト財務相 |
2015年7月 | エルナンデス大統領(実務訪問賓客),コラーレス外相,リベラ経済開発相,オルドニェス・インフラ公共事業相 |
7 二国間条約・取極
- 1974年 査証相互免除取極
- 1975年 青年海外協力隊派遣取極
- 2007年 技術協力協定