ビックリ!フィリピンの新しい永住権(2016/9/5放送)2016/09/07 に公開
世界的に見ても経済成長著しい国「フィリピン」。 人口も1億人を超えるこの国に経済的に注目が集まっている。 そして、経済以外にも注目を浴びているのがこの国に「住む」ということ。 温暖な気候とビーチ。そして何よりもホスピタリティあふれるその人柄。。。 そんなフィリピンに最近、新しい永住権獲得のスキームが出来たらしい。 その詳細をHalloHallo Allianceの鈴木氏にうかがった。 【出演】 鈴木廣政(HalloHallo Alliance) 石田和靖(WITV総合プロデューサー) 植山アンジェリーナ宏子(メンタルライフコーチ)
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ピン共和国
フィリピン共和国(Republic of the Philippines)
基礎データ 平成29年6月16日
一般事情
1 面積
299,404平方キロメートル(日本の約8割)。7,109の島々がある。
2 人口
約1億98万人(2015年フィリピン国勢調査)
3 首都
マニラ(首都圏人口約1,288万人)(2015年フィリピン国勢調査)
4 民族
マレー系が主体。ほかに中国系,スペイン系及びこれらとの混血並びに少数民族がいる。
5 言語
国語はフィリピノ語,公用語はフィリピノ語及び英語。80前後の言語がある。
6 宗教
- ASEAN唯一のキリスト教国。国民の83%がカトリック,その他のキリスト教が10%。
- イスラム教は5%(ミンダナオではイスラム教徒が人口の2割以上)。
7 平均寿命
男性65.0歳,女性71.9歳(フィリピン国家統計局)
8 識字率
96.6%(世界銀行 2015年)
9 略史
年月 | 略史 |
---|---|
14~15世紀 | イスラム教が伝わり,フィリピンで初のイスラム王国であるスールー王国誕生 |
1521年 | マゼランのフィリピン到着 |
1571年 | スペインの統治開始 |
1898年 | 米西戦争。6月12日,アギナルド将軍が独立を宣言 12月10日,米西パリ講和条約調印。米の統治開始。 |
1935年 | 独立準備政府(コモンウェルス)発足 |
1942年 | 日本軍政開始 |
1946年 | 7月4日,フィリピン共和国独立 |
1965年 | マルコス大統領就任 |
1972年 | 戒厳令布告 |
1986年 | 2月革命によりコラソン・アキノ大統領就任,マルコス大統領亡命 |
1992年 | ラモス大統領就任 |
1998年 | エストラーダ大統領就任 |
2001年 | アロヨ大統領就任 |
2010年 | ベニグノ・アキノ3世大統領就任 |
2016年 | ドゥテルテ大統領就任 |
政治体制・内政
1 政体
立憲共和制
2 元首
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領
His Excellency Mr. Rodrigo R. Duterte
3 議会
- 上・下二院制
- 上院24議席(任期6年,連続三選禁止。)
- 下院297議席(任期3年,連続四選禁止。)
4 行政府
- 正副大統領はそれぞれ直接投票により選出
- 大統領 :任期6年,再選禁止
- 副大統領:任期6年
- 閣僚任命権者は大統領。
- (1)副大統領:レニ・ロブレド
Her Excellency Ms. Maria Leonor G. Robredo - (2)外務大臣:アラン・カエタノ
His Excellency Mr. Alan Peter S. Cayetano
5 内政
2016年5月9日の大統領選挙で南部ミンダナオ島ダバオ市のドゥテルテ市長(当時)が当選。2016年6月30日にドゥテルテ政権が発足した。ドゥテルテ大統領は,違法薬物・犯罪・汚職対策,ミンダナオ和平を重要課題に掲げている。また,連邦制導入のための憲法改正を目指している。
外交・国防
1 外交基本政策
- (1)二国間及び地域的枠組みへの参加による政治・安全保障協力の推進
- (2)経済外交を通じた外資導入及び雇用創出による経済発展
- (3)海外出稼ぎ労働者の保護
2 軍事力
- (1)予算
- 約3,300億円(2016年)
- (2)兵役
- 志願制
- (3)兵力
- 正規軍22万人/予備役43万人
経済
1 主要産業(出典:フィリピン国家統計局)
_____________________________
① ★ 農林水産業(全就業人口の約27%が従事)(2016年1月)
② ★近年,コールセンター事業等のビジネス・プロセス・アウトソーシング
(BPO)産業を含めたサービス業が大きく成長(全就業人口の約56%が従事)
(2016年1月)
_______________________________________
2 GDP(億米ドル)(出典:IMF)
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GDP(億米ドル) | 1,685 | 1,996 | 2,241 | 2,501 | 2,720 | 2,848 | 2,920 | 3,043 |
3 一人当たりGDP(米ドル)(出典:IMF)
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
一人当たりGDP(米ドル) | 1,851 | 2,155 | 2,364 | 2,591 | 2,770 | 2,844 | 2,858 | 2,947 |
4 経済成長率(%)(出典:フィリピン国家統計局)
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
経済成長率(%) | 1.1 | 7.6 | 3.6 | 6.8 | 7.2 | 6.1 | 5.8 | 6.8 |
5 物価上昇率(%)(出典:フィリピン国家統計局)
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
物価上昇率(%) | 4.1 | 3.8 | 4.6 | 3.2 | 3.0 | 4.1 | 1.4 | 1.8 |
6 失業率(%)(出典:フィリピン国家統計局)
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
失業率(%) | 7.5 | 7.3 | 7.0 | 7.0 | 7.2 | 6.8 | 6.3 | 5.7 |
7 総貿易額(億米ドル)(FOBベース。フィリピン国家統計局)
2008年 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
(1)輸出(億米ドル) | 490.7 | 384.3 | 514.9 | 483.0 | 521.0 | 567.0 | 618.0 | 588.3 | 574.1 |
(2)輸入(億米ドル) | 567.4 | 430.9 | 549.3 | 604.9 | 621.3 | 624.1 | 639.2 | 710.7 | 841.1 |
8 貿易品目(出典:フィリピン国家統計局)
- (1)輸出:
- 電子・電気機器(半導体が大半を占める),輸送用機器等
- (2)輸入:
- 原料・中間財(化学製品等の半加工品が大部分),資本財(通信機器,電子機器等が大部分),燃料(原油等),消費財
9 貿易相手国・地域(出典:フィリピン国家統計局)
- (シェア順)
- (1)輸出(2016年)
- 日本(20.7%),米国(15.4%),香港(11.7%),中国(11.0%),シンガポール(6.6%)
- (2)輸入(2016年)
- 中国(18.5%),日本(11.8%),米国(8.9%),タイ(8.0%),シンガポール(6.6%)
経済協力
1 日本の援助実績(E/Nベース。技協はJICAベース)
- (1)有償資金協力:24,683.62億円(2015年までの累計。うち2015年度279.37億円)
- (2)無償資金協力:2,809.28億円(2015年までの累計。うち2015年度19.15億円)
- (3)技術協力実績:2,257.40億円(2015年までの累計。うち2015年度66.33億円)
2 日本の対比援助における重点分野(2012年4月「国別援助方針」より)
- (1)投資促進を通じた持続的経済成長
- (2)脆弱性の克服と生活・生産基盤の安定
- (3)ミンダナオにおける平和と開発
3 主要援助国実績(2014年,OECD/DAC統計)
日本473.28百万ドル(34%),米国284.29百万ドル(20%),フランス150.89百万ドル(10%)
4 その他
対フィリピン援助額は日本二国間ODAの累計ではインドネシア,中国,インドに次いで第4位(1960年~2014年のコミットメントベース累計(21,684.75百万ドル:DAC統計)。また,日本はフィリピンにとって最大の援助供与国。
二国間関係
1 政治関係
両国間に大きな政治的懸案事項は存在せず,活発な貿易,投資,経済協力関係を背景に,両国関係は極めて良好。2011年9月に二国間関係を「戦略的パートナーシップ」に位置づけ。
2 経済関係
- (1)日本の対フィリピン貿易
-
- (ア)貿易品目(財務省貿易統計,2015年)
- フィリピンへの輸出 11,481億円
- 機械機器,金属品,化学品
- フィリピンからの輸入 10,738億円
- 機械機器,食料品及び動植物生産品,金属原料
- (イ)貿易額(財務省貿易統計,億円)
-
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 フィリピンへの輸出(億円) 7,672 9,688 8,941 9,458 9,445 10,461 11,383 11,468 フィリピンからの輸入(億円) 5,983 6,948 7,121 7,455 9,011 10,763 10,456 10,092 我が国の対フィリピン貿易の収支(億円) +1,689 +2,740 +1,820 +2,003 +434 +302 +926 +1,376
- (2)日本の対フィリピン直接投資(フィリピン国家統計局,億ペソ)
-
2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 707 583 774 690 448 357 547 271
3 文化関係
- (1)国際交流基金の対フィリピン事業実績(金額ベース)は,2011年度300百万円。
- (2)日本の対フィリピン文化無償援助協力は1976年から開始され,2014年度までに44件,総額18億780万円を供与。
4 在留邦人数(2016年10月時点,在留届ベース 海外在留邦人数調査統計(平成29年要約版))
16,977人
5 在日フィリピン人数(2016年末法務省統計)
243,662人(全体の9.3%。国籍(出身地)別で,中国,韓国・朝鮮に次いで第3位)