私が農業試験場で務めていた頃、非常勤職員のオジサン達は大抵農家でした。
彼らは当然日常的に農業の話をしています。
その中でもいちばんお気に入りの話題が雑草、もしくは除草剤のことでした。
いや、除草剤っていうかラウンドアップの話題って言った方がいいかも。除草剤=ラウンドアップだったから。農夫A:「そんなんラウンドアップ撒いたらすぐ枯れるで!」農夫B:「ラウンドアップは高いが。」農夫C:「ラウンドアップと同じもんで安いのがあるで」

農夫B:「ホンマか!教えてくれ」

こんな感じで農家はみんなラウンドアップもしくはラウンドアップのジェネリック除草剤が大のお気に入りです。
重労働である草刈りがササッと撒くだけで必要なくなるのだから仕方ないといえば仕方ないのですが。
それぐらいどこの畑でも使っているということです。
もちろん農業試験場でも研究員達のイッチャンお気に入りの除草剤でした。

でも、ラウンドアップを作ったモンサントってこんなものをヘッチャラで売り続ける会社です。
①PCB
「カネミ油症事件」の原因物質。毒性を知りつつ製造を続け、地球全体にこの発ガン性物質を蔓延させた。

②枯葉剤(オレンジ剤)
ベトナム戦争でゲリラ対策に散布され、400万人がダイオキシンに曝露。多数の奇形児が産まれた。

③牛成長ホルモン(ポジラック)
肉や牛乳に残存し、アレルギーやホルモン異常、ガンを引き起こすと指摘されている。2008年に製造撤退。

④除草剤(ラウンドアップ)
世界で最も売れた除草剤。発がん性・流産等の可能性があり、「安全」をうたった広告は虚偽と判決が出た。

⑤GMO大豆(ラウンドアップ・レディ)
南米各国に、政治工作や謀略によって普及。パラグアイでは、反対する農民が政府に逮捕・殺害された。

⑥GMOとうもろこし
メキシコで、紀元前5000年からの伝統種の遺伝子を汚染。生物多様性が破壊され、奇形腫が誕生。

⑦GMO綿花(ボルガード)
インドで大キャンペーンを張って販売。しかし宣伝ほど収量が増えず、結果、数多くの農民が自殺。

モンサント マリー=モニク・ロバン著 より抜粋

 こういう会社が作った除草剤を「全部分解するから安全です」って言われて直感的に信用しますか?