アンシラリーサービスとは何か?  Ancillary services  160903

日本の一般家庭の電気使用の平均は 40アンペアで 320kwh(9月の場合)というものだ。
この電気を買うのに これまでの電力会社10社以外から 個人でも契約すれば 新しい
電力会社から 自由に買えるという。 このことは 世界中で 起きることだろう。
電力事情も 電気コストも大幅に 変わってくることを意味する。 しっかり 学んでみよう。
_______________________________________
原田達朗先生から 教えて頂いたアンシラリーとは 何か? 調べてみたら 色々出て来た。
① 以下 これからの電力事情は、日本だけでは なく 世界的に 共通の課題として 良い方向に
展開させる必要がある。 経済活動に 伴い 歴史的に 大きな電力が 必要とされ 一度で
大きな電力を生み出す原子力発電が長年、注目され、多くの国々で、原子力発電所が建設された。
② しかし日本での相次ぐトラブル、メルトダウンまでtきた。 アメリカでも チェルノブイリでも 大きな
災害をもたらしたのは 衆知の事実だ。
③ で、自然エネルギーが注目され、風力発電、太陽光発電、水力発電、地熱発電が 活躍する時代が
始まった。 もちろん 石炭発電 重油発電 ガス発電、バイオマス発電は 昔からあった。
④ ただ ここに来て すでに、あちこちに点在する貯蓄された電気や 無駄に放出された電気など。
近くは 車のバッテリーに貯められてバッテリーも2軒分の電気を貯めているそうだ。
となると 家の電気から 車が電気をチャージするだけでなく 逆に車から 家に緊急の場合チャージ
も出来ることを 意味する。
⑤ 先に取り上げた 「託送料金」も いわば 眠っている電気を活用しようという動きに他ならない。
⑥ で アンシラリーという言葉が 使われるようになって 久しいそうだ。私は 原田先生から お聞きして
初めて知った。 Ancillary servicesとは 何か ネットからピックアップしてみた。
___________________________________
https://youtu.be/5Vx-1ldz7X0?t=80
参考になる映像を再度 アップするので 勉強してほしい。
____________________________________
電気を買うところは どこが いいのか?  常識を養おう!!
https://youtu.be/7J01_maBNNE?t=19
____________________________________
https://youtu.be/ENrQ1OvLPE0?t=1
111. アンシラリーサービスとは、
難しく云えば「送電・配電系統側の周波数制御や電圧制御、
また各種系統や発電所故障時に対処するための予備電力確保
といったサービス と、そのコストの総称」です。
で、少し詳しく(わかりやすく)書きます。
電力は、瞬時瞬時の需要量の併せて発電(送電)する必要
がありまして、これが出来ないと周波数や電圧の増減、
最悪の場合は停電という事態になります。
そして、最近では電力自由化の流れで、独立発電事業者
IPP(Independent Power Producer)が生まれました。
ところが、彼ら発電者が需要家に送る場合、既存の電力
会社設備網(送電線等)を使うと同時に、彼らの発電
設備がトラブル等により発電不能となった場合、彼らに
代わって既存電力会社が供給しなければならない「義務」
が存在します。で、ここで問題が発生します。
1.需要量追従能力
実は、需要というのは激しく・細かく変動しま
すが、現在の技術では、発電事業者が用いる程
の大規模施設を、これに完璧に(系統へ影響を
及ぼさないよう)追従させるのは不可能です。
(可能であっても、単独設備でそれを成し遂
げるには、経済的優位さを崩すほどの設備
コストが必要です。)
2.予備力の待機コスト
IPPがダウンした場合に、彼らに代わって送電
する義務が電力会社にあるなら、電力者は常に
一定量の供給予備力を、追従性の良い火力や
水力で抱えておく必要がありますが、これらを
待機させるにはコスト(設備自体を用意して
置くコストや、効率の悪い中間負荷で設備を
待機させておくためのロス)がかかります。誤解を恐れずに見れば、IPPが安く電力を売れる要因の
一部は、安定供給(周波数・電圧等)の保持に必須の
これらの機能を持たないからとも機能を持たないから..
と見ることも可能でして、既存電力会社にしてみれば
「安定供給するために必要だし、その義務は我々にある
から、そのために周波数調整や電圧調整、予備力の確保
といったアンシラリーサービスを行いますが、それは
本来我々が負うべきコストでないので、IPPの方々から
徴収させていただきます」となります。

蛇足ですが、これには結構非難が有るようです。
すなわち、「電力会社はIPPが入ろうと入るまいと周波数
調整や電圧調整、予備力確保はしているはずだし、その
コストは既に一般需要家から電気料金として徴収している
はずなのに、IPPからも徴収するとは悪質な二重取り!」
と云うものです。

ところが、総量で見ると確かにこの非難も真っ当には
見えるのですが、IPPが出来たことでの送電系統の過負荷
(100しか流せない系統に、新たに100のIPPが参入すると
送電系統の増強等が必要)や、発電所建設計画への影響
(電力会社としてはIPPに併せて予備力を確保していく
必要がありますから、既存発電所の建て替え・高効率化
が阻害されますし、時によっては無理に新発電所の建設
も必要になるでしょう)も出てくることを考えると、現実
的にはこの料金は「やむを得ず」という観点が、経済的
技術的には成立します。

_________________________________________

 222.アンシラリーサービス料金
関西電力の場合

ンシラリーサービス料金について

 

 電気供給条件(特別高圧・高圧)にもとづき電気をご使用いただく場合のアンシラリーサービスにつきましては、「発電設備系統連系サービス要綱(平成28年4月1日実施)」によりお取引きさせていただきます。

なお、特定規模需要供給条件にもとづき電気をご使用いただく場合のアンシラリーサービスにつきましては、引き続き「特定規模需要供給条件」によりお取引きさせていただきます。

___________________________________

高圧で受電されているお客さまで、発電設備を当社の供給設備に電気的に接続される場合、品質維持コストとしてアンシラリーサービス料金を適用いたします。

発電設備系統連系サービス要綱にもとづくご契約

1月当たりアンシラリーサービス料金
対象容量1kWにつき
 97.20円 (税込)

ただし、当分の間は、以下の料金を適用いたします。

1月当たりアンシラリーサービス料金
対象容量1kWにつき
 54.00円 (税込)

特定規模需要供給条件にもとづくご契約

1月当たりアンシラリーサービス料金
対象容量1kWにつき
54.00円 (税込)

(注)平成17年3月31日までに当社の供給設備に連系している発電設備につきましては、当分の間、アンシラリーサービス料金の適用対象とはいたしません。
ただし、当該発電設備を更新する場合は、更新後の発電設備の定格出力について、更新時からアンシラリーサービス料金対象容量に含めます。

__________________________________________

 特別高圧で受電されているお客さまで、発電設備を当社の供給設備に電気的に接続される場合、品質維持コストとしてアンシラリーサービス料金を適用いたします。

発電設備系統連系サービス要綱にもとづくご契約

1月当たりアンシラリーサービス料金
対象容量1kWにつき
 75.60円 (税込)

ただし、当分の間は、以下の料金を適用いたします。

1月当たりアンシラリーサービス料金
対象容量1kWにつき
 37.80円 (税込)

特定規模需要供給条件にもとづくご契約

1月当たりアンシラリーサービス料金
対象容量1kWにつき
 37.80円 (税込)

(注)平成12年12月31日までに当社の供給設備に連系している発電設備につきましては、当分の間、アンシラリーサービス料金の適用対象とはいたしません。
ただし、当該発電設備を更新する場合は、更新後の発電設備の定格出力について、更新時から