蓄電・発電機器:総合エネルギー企業化を加速するテスラ、太陽光発電企業買収の意義を強調
米国のEV(電気自動車)ベンチャーである米Tesla Motorsは、10年ぶりとなる基本計画(マスタープラン)を公開し、持続可能な社会を実現するエネルギー総合企業として、太陽光発電会社であるSolarCity買収の意義を強調した。
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★余談★電池と環境問題について 大切なポイント 環境の視点
(1)リチウムイオン電池
イーロン・マスクさんの胸のすくような 話に 胸をときめかすことが 多い。ただ 現在では まだ解決できて いない問題がまだある。大事なポイントを 明記しておきたい。解決できれば 世の中が もっとSustainable society になると考えるので ~
★その問題とは:
① よく知られているが、「炎上、爆発」が 度々ニュースとなり、 安全性に欠けている。身近な例として、
② 飛行機に乗るとき、空港で「リチウムイオン電池はスーツケース内で、もち運ぶことは、禁止です!」と言われチェックされる。
③ リチウムイオン電池は、ニッケル、コバルトなどのレアメタルを使っており、リサイクル(最終処理) がフレンドリーではなく、サスティナビリティに大きく欠けている。
⑤ ニッケル、コバルト、レアメタルをリチウムほか、使用しているが これらは まだリサイクルできないので、今のところ、埋めるしかない。リチウムイオン電池の寿命も3年程度と短い。
(2)Carbon 電池
★Power Japan Plus の使用する電池は 九州大学12年開発し、続いて3年 私たちPJPと一緒に共同研究したもので、15年をかけて開発した「Cabon Battery 」。リチウムイオン電池と違い、ニッケルもコバルトもレアメタルも 使っていない。だから 爆発しない。10年は長持ちすると言われている。また リサイクルに優れている。自然にきわめて優しいバッテリーだ。
★環境行動誌「BLUE EARTH」を発行してきたことが あり、Carbon Batteryは 環境問題解決の糸口と考えるので 私も Power Japan Plusと行動を共にすることを 喜んで引き受けた。パレスチナのJericho Agro-Industrial Park (JAIP) に 入る初の日本企業になることを 目指している。
★私たち PJPは まだ 無名に近いが 確実に 世の中に貢献できると 確信して 私も闘志を燃やしている。
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米国のEV(電気自動車)ベンチャーである米Tesla Motors(テスラモーターズ、以下テスラ)は、2006年の8月に企業運営の方向性としてマスタープラン(基本計画)を発表していたがこのほど、10年ぶりにマスタープランを更新した。
同社はEVベンチャーとして創業したが当初から「持続可能な社会」に向けたエネルギー革新企業を目指してきた。2015年5月には家庭向けおよび電力網向けの定置型蓄電池市場への参入を発表(関連記事)。家庭向け蓄電池の「Powerwall」と業務用蓄電池「Powerpack」の展開を広げてきている(図1)。
テスラ CEOのイーロン・マスク(Elon Musk)氏は「テスラは自動車メーカーではなく、エネルギー革新企業である」と強調。EVや今回の蓄電池に加え、クリーンなエネルギー環境の実現に向け、幅広いソリューションを展開していくことを示唆していた(図2)。
これらの総合エネルギー化の流れに合わせて、2016年6月21日には太陽光発電会社である米SolarCity(ソーラーシティ)の買収提案を行っており、その意義についてあらためてマスタープランで強調している。
太陽光で発電しEVで蓄電する仕組み
ソーラーシティは、イーロン・マスク氏のいとこであるリンドン・ライブ(Lyndon Rive)氏とピーター・ライブ(Peter Rive)氏が2006年に設立した太陽光発電ベンチャーで、マスク氏も会長として経営に参加している。テスラによるソーラーシティの買収提案については、マスク氏が双方の経営に深くかかわり有力株主であることから賛否が生まれているところではあるが、買収の狙いとしてマスタープランでは「発電と蓄電の統合」を強調する。
テスラでは、屋根型太陽光発電と蓄電池を円滑に組み合わせた製品を開発し分散型電源として機能させ、1つのスマートフォンアプリで注文やアフターサービスを実施するためには、2つの会社ではなく1つの会社に統合した方がメリットを発揮できると主張している(図3)。
テスラのマスタープランでは、これらのエネルギーに関する計画の他、EVをあらゆるセグメントで展開する点や、自動運転の安全性を高める点、自動でカーシェアリングを実現する仕組みづくりを行うことなどが紹介されている。さらに、バスなどの公共交通機関向けのEVを開発し、自動運転による公共交通サービスを実現することなどが述べられている(図4)。
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111.家庭用の基本的な問題点 太陽光発電のデメリット・問題点
デメリット・問題点
なお、太陽光発電には「産業用のメガソーラー」と「家庭用ソーラーパネルを用いた各家庭での発電」の2種類がありますが、こちらのページでは私たちにとってより身近な家庭用ソーラーパネルでの発電について記述しています。
設置導入にかかるコスト
太陽光発電システムを自宅に導入する際に最も大きな障壁となるのはこちらの問題点だと思います。ソーラーパネルそのものの価格がまだまだ高価であることもあり、なかなか導入に踏み切れないというケースも多いようです。
設置導入にかかるコストは次の式で計算できます。「機材費用」+「工事費用」+「各種手続費用」です。導入するシステムの規模によっても金額はかなり変動しますが、だいたい総額で150万円~250万円程度になります。
ちなみに、機材費用には「家庭用ソーラーパネル・接続箱・パワーコンディショナー・モニター・売電メーター」などが含まれ、工事費用には足場工事・設置工事・電気工事が含まれ、手続費用には電気契約の申請・補助金申請・保証などといった書類関係が含まれます。
発電量が天候に左右される
ご存じの方も多いかと思いますが、太陽光発電はソーラーパネルに太陽光が当たっている間しか発電することができません。
そのため晴れている日でも夜間は発電することができませんし、また雨や曇りの日も発電することはできません(正確には微量の発電はできるのですが、本当に微々たるものです)。特に梅雨の季節は晴れの日が少なくなりやすいので1ヶ月の発電量も小さくなりがちです。
持ち家が必要
太陽光発電システムを導入するには持ち家が必要です。マンションやアパートでは屋上は住民全員の共用部となりますので、設置することはできません。
一軒家の借家であればオーナーと相談して導入することができることもありますが、稀なケースですので、基本的には一軒家の持ち家を持っているという条件が必要となると考えて頂いて問題ないかと思います。
蓄電機能について
基本的に太陽光発電には蓄電(電気を蓄えておくこと)機能は設けられていません。オプションで蓄電池を付けることもできるサービスは登場していますが、有料ですし、更にコストがかさむことから、まだまだ普及しているとは言えません。
ちなみに、蓄電機能がつけば、昼間に発電して使い切らなかった電力を夜間に使うことができますので、更なる節約にもなるほか、夜間に地域的な大停電が発生したとしても電力を使うことができるというメリットがあります。
否定的な意見(6件)
●●電力会社に余った電力を売れるので「家計にやさしい太陽光発電」とのキャッチコピーで最近流行の太陽光発電ですが、私はなんとなく信用しきれずにいます。
なぜならば、請け負っている会社がほとんど運用前、運用中の費用だけ言及し、運用後に廃棄物として処理する際にどのくらいの費用がかかるのかについては触れていないからです。
メーカーの保証期間である10年で構築の費用が回収できても、その後また数十万円滅却にかかるとしたらそれは家計にやさしいとはいえないのではないでしょうか。そういった細かいところも明確にしてほしいです。
●●太陽光発電は、実際に自宅に取り付けている人がいるぐらい身近にある発電方法です。しかし、この方法で年間でどの程度発電出来るのでしょうか。
また導入するに当たってのコストもバカになりません。国家がいくら補助金を出してくれていても、あくまでも補助レベルです。ただ、一番導入しやすい事には間違いがないと思います。後は発電した電力を蓄電池などで蓄えておければ、停電などの際には非常に助かると思います。
太陽光発電は非常に導入しやすいメリットを持っていますが、導入に掛かるコストや天候次第で発電量が変わってしまう事から安定した電力供給と言うの言葉からはかけ離れてしまう感じがします。
●●北陸の方に住んでいるので、うちの地元では太陽光だけで電力を賄えなさそうです。曇りの日や雨の日は、昼間でも電気を付けないと薄暗いので、日光が無いときの方が電力消費は増えてしまうんですよね。メンテナンスも大変そうだし、屋根に雪も積もる北陸には向いていない発電方法だと思います。
ただ、きちんと晴れる日がある地方では、明かりを無駄なく使うことができるわけですから、極めて有益な発電方法だと思います。
●●太陽光発電も意外なデメリットがあることを知りました。それは高温時における出力低下現象が起こるという事なのです。つまり「太陽光が強すぎて周囲の気温が高くなると発電量が減ってしまう」というなんとも不可思議な状況になってしまうそうなのです。
詳しい原因などはインターネットを調べれば出てると思いますが、強い太陽光であれば発電量が大きくなり、安定した発電量が提供されると思っていたので、正直、かなり驚かされてしまいました。太陽光発電にはこんなデメリットがあるので、砂漠地帯などでの太陽光発電所・メガソーラーなどは難しいかもしれません。
●●世間では電力不足を解決する切り札であるかのように喧伝されがちな太陽光発電ですが、その現状は「未完の大器」であると思われます。なぜなら、これを全国民に普及させるにはまだまだコストが高すぎます。それに、わが国の屋根という屋根に太陽電池を載せても電力はまだ足りません。
つまり、光電変換効率がまだまだ低いのです。さらに、太陽電池パネルはまだまだ重く、瓦屋根に載せるのは困難です。これらの問題を全て解決することで、太陽光発電は初めて全国民のものになると思います。
●●以前は太陽光発電に魅力を感じていました、ただ色々調べてみると、北海道は雪が多いので、太陽光発電にはあまり向いていないとの話がとても多く耳にしました。正直便利だし、オール電化で太陽光ならと思い凄く魅力を感じていたのですが…なかなか上手くはいかないみたいですね。
北海道に向いていて、一世帯でキチンと電力に困らない生活が出来るような、変わるものがあればいいなと感じています。今は原発が止まっていて電力が足りなくなるので、どんどん夏に向けて不安になりますね。
代表的な自然エネルギー
- アースポート(東京ガス港北NTビル)
- あいち臨空新エネルギー実証研究エリア
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節電の意義[編集]
ひとつは電気料金の低減である。電気料金は電気の使用量に応じて請求されるため、節電することで、節電する人(家庭、法人、組織など)の出費を減らし、容易に実感できる効果をもたらす。
また、地球の環境を守るのに役立つ。例えば近年の日本では火力発電が60%を占めており、それは石油・石炭・天然ガスを燃やしており二酸化炭素を多く排出し[1]、地球の温暖化により街や国の水没(ツバルやヴェニスの水没など)を引き起こしたり、異常気象を引き起こす、といった大問題を地球全体に対して引き起こしている[1]。節電によってそれらの問題の原因を減らすことができるのである[1]。
さらに夏のピーク時、電力供給がひっ迫している時の電力消費を減らすことができれば、結局、危険な原子力発電所を含め、無駄な発電所を減らすこともできる[2]。ピーク時の節電により、大規模停電や計画停電を回避することもできる。
電力事業者が発電設備への投資を抑える代わりに、大口需要家に対価を払いピーク時の電力消費を抑制してもらうことをネガワット取引という。
節電の方法[編集]
ピークカット・ピークシフト[編集]
「ピークカット」とは、電力需要のピークにあたる時間帯の電力消費を低くおさえること。また「ピークシフト」とは、夜間など比較的電力需要の少ない時間帯に、電気を使用する時間を移動したり蓄熱すること。
日本の電力需要がピークを迎える時期は、7月 – 9月の平日9時 – 20時頃で、中でも13時 – 16時頃が高く、14時頃が最も高くなっている[3]。また何らかの理由によって電力を十分に供給できない場合は、電力会社側から節電の呼びかけが行われる。たとえば、夏場に空調などの使用によりピーク時の消費電力が発電設備の総発電量を超えてしまうおそれがある。このため、電力会社によって夏季の空調設定温度を高めに設定するなどの節電が呼びかけられることが多い。
電力会社は常に電力消費状況を監視しており、電力供給力の限界が近づいていることを感知すると、大口電力需要家と電力会社との間で結ばれる「需給調整契約」に基づき、使用電力の削減を要請することができる。それにも関わらず電力の供給が逼迫したときには強制的に電力供給を停止できることになっている(電気使用制限等規則)。このため各事業者では、要請に備えて電力使用機器の優先順位をあらかじめ決定しておき、要請に応じて機器を停止していく措置をとるようにしている。
また大規模停電を防ぐために計画停電が実施されたり、自治体からエアコンを切るように住民に呼びかけが行われる場合もある[4]。なお電力会社各社で、電力の需給予測や需給状態を掲載する「でんき予報」が、それぞれの公式サイトで発表される場合もある。
日本における電力消費の割合[編集]
<家庭・夏14時頃(年間で最も電力消費が多い時)[3]>
1.エアコン (53%) 2.冷蔵庫 (23%) 3.テレビ (5%) 3.照明 (5%) 5.待機電力 (4%) 6.温水洗浄便座 (0.8%) 7.パソコン (0.3%) 8.その他 (10%)[5]
産業・施設 | 消費電力 (kW / 日) |
---|---|
電気・自動車等 | 46,170,000 |
化学 | 24,700,000 |
鉄鋼 | 17,530,000 |
鉄道 | 17,260,000 ※ 360,000 [6][注 1] |
食品 | 15,300,000 |
パチンコ | 4,150,000 ※ 10,920,000 [6][注 2] |
飲料販売機 | 4,000,000 |
東京ドーム (1試合) |
40,000 ※ 45,000 [6][注 3] |
節電の取り組み[編集]
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企業・官庁でできる節電[編集]
- 空調関連
- 冷房は設定温度を高めにし、暖房は設定温度を低めにする。(例えば冷房ならば28度とか29度、暖房ならば17度とか18度に設定する。「夏は暑さで汗まみれにならない程度に冷やせば十分だ」「冬は厚着をしてしのげる程度に暖めれば十分だ」といった姿勢で温度設定する)
- 建物周囲の地面や壁面への打ち水。空調室外機への散水(気化による吸熱や凝結(結露)による発熱(凝縮熱)の活用・抑制という原理を利用している)
- できるだけ電気の空調ではなく、衣服で体感温度を調整する。クールビズ・ウォームビズの取り組み
- さほど気温が高くない時は、安易にエアコンを作動させるのではなく、できるだけ窓を開けてオフィス内に風を通すことで体感温度を下げることで済ます。(ただし高層ビルのオフィスでは窓が開かず、これは実施不能である。あくまで低層のオフィスの場合の話。)
- 換気の実施
- 夜間に機器の熱がオフィスにこもり室温が上がっている場合は、いきなりエアコンを作動させるのではなく、一旦窓を開けて熱い空気を充分に排出してから、窓を閉じエアコンを作動させる。
- ナイトパージ(夜間換気)の実施
- 冷房を作動させている時の断熱の強化
- できるだけ電気の空調を利用せずに、自然の力を利用して、冷えた空気をオフィスに導き入れる
- 年間を通して温度の低い状態であることが知られている地下にパイプ(導気管)を(十分な長さ)埋め、そのパイプを通って冷えた空気が(ファンなどの力で)、オフィスの低い位置から入ってくるしくみを作る。そして同時に、オフィスの高い位置から、熱い空気が室外に排出されるしくみをつくる。こうするとほとんど電気を使わなくても、室内はひんやりと涼しくなる。[8]
- 河川水や海水、海洋深層水、地下水、未処理下水、下水処理水などとの熱交換 (SeaWater Air Conditioningなど)
- フリークーリングや貯雪設備(雪室)、氷室の設置
- ナチュラルチラー(吸収式冷凍機)の活用 (ソーラークーリングシステムや排熱利用吸収冷凍機(ジェネリンク)など)
- 効率が良くなっていることが証明されている空調設備への更新(ただしメーカーが前面に出す数字は誇大広告がままあるので、実測値をしっかり調査する必要がある)
- 室温の数的な把握
- ごく普通の気温計(温度計)をオフィス等に設置し、(ただの感覚ではなく)数字で気温を把握する。
- 熱流体解析や建物エネルギーシミュレーションの使用
- サーモグラフィや熱赤外航空撮影による計測
- 人体熱の利用 (スウェーデンのKungsbrohusetオフィスビルなど)
- 子牛に服を着せる[9]
- 外気温をエアコンの設定温度に近づける
- 遮熱塗料や熱吸収塗料や放熱塗料、温度で性質の変わる塗料を活用する
- 熱源の外気より高い熱を室内に拡散させずに直接外気に逃す (ファンによる強制冷却や、ヒートパイプとラジエーターを使った受動冷却など)
- 断熱効果を持つ空気層の削減による冷却ファンの削減 (油冷、液体シリコン冷却など)
- 放射冷却(遠赤外線放出・吸収素材)の活用 (光冷暖システム、まず貼る一番など)
- 顕熱蓄熱や潜熱蓄熱、化学蓄熱の活用
- 照明関連
- 照明使用の削減
- 減灯。照明の間引き。
- 装飾的な照明の消灯。(実用的でない照明の消灯、建造物のライトアップ などの停止)
- 休憩時間帯に照明を消す。
- LED照明への置き換え
- LED照明の直流給電化
- オフィスの内装や家具の色使いを工夫する (オフィス家具、カーペット、壁面 等。できるだけ白を基調とすると室内を光が何度も反射することで行き交い、わずかな照明で明るくなる。黒っぽい家具は光を吸収してしまう。)
- 拡散反射率の高い内装材(白色で面粗度や光沢度が低いもの)や内装塗料(日本ペイントのアカルクスなど)の使用
- 塗料への蛍光増白剤の添加 (蛍光ホワイト塗料。紫外線を可視光に変換。紙など)
- 蓄光塗料(燐光)の活用
- 膜屋根・トップライト(天窓)・サンルーフの導入により、自然光(太陽光)利用し、照明点灯の削減 (オフィスの他、観光バスや黒部峡谷鉄道2800形など)
- 太陽光追尾採光装置の採用
- 照明解析(CAE)の使用
- 照明使用の削減
- 受電関連
- 電線の太径化
- 高効率変圧器への更新
- 力率改善コンデンサーの導入
- 発電所からの距離を短くする
- 三相交流の使用
- 20kV/400V配電方式の採用
- 通信関連
- 古い電話網のIP化による節電 (NTTにおけるNGNなど)
- 古いエッジルータや無線基地局、無線ルータ、電話交換機の更新
- 不要なエッジルータの取り外し
- 銅線ケーブルから光ファイバへの変更 (特に高速・長距離においてはノイズ減少によりエラー訂正処理が減るため節電になる)
- 不要な固定電話の取り外し・解約 (特に電話線は細く回線抵抗が大きい)
- 増幅器(ブースター)の除去 (複数回線を束ねて使用したり、高品質なケーブルへ交換したり(電話線のRJ45-RJ11変換コネクタによるLANケーブル使用や、同軸ケーブルのS-5CFBN・S-5CFBDへの交換など)で回線品質を上げるなど)
- 電化製品の省エネルギータイプへの置き換え、改良
- 業務用冷蔵庫の更新 (JIS B 8630に基づく年間消費電力量の記載されているものが望ましい)
- ショーケースの更新 (同上)
- プレス機械の更新 (油圧/空圧プレスから電力回生機能付きサーボプレスへの置き換えなど)
- 接合機の更新・接合法の再考 (摩擦攪拌接合(FSW)、摩擦圧接、超音波接合等の導入など)
- 電気炉・電気加熱装置・発酵装置などの高断熱化
- 低周波誘導電気炉から高周波誘導電気炉や純酸素バーナ式回転炉への置き換え
- クリーンルームのミニエン化
- 製造装置の小型化や配置の最適化による省スペース化
- エスカレーターの更新
- 下りにおける電力回生機能
- 人感センサーの導入
- エレベーターの更新 (電力回生機能のあるものに)
- 監視カメラシステムの更新
- 省エネ自動販売機への更新
- 真空断熱材
- ヒートポンプによる加熱
- LED照明
- ソーラーパネル搭載
- ATMやPOSレジ、デジタルサイネージの省エネ機種への更新
- LED照明・人感センサー
- 組み込み向けCPUや低電圧メモリ、SOCなどの使用
- 組み込み向けOSの使用、不要なシステムプロセスの停止
- HDDのSDDへの交換、もしくはNAND型フラッシュメモリの直接使用(フラッシュファイルシステム)
- GUIプログラムの最適化 (ネイティブコードを使う、2Dアクセラレーションを使うなど)
- 電子ペーパーの活用 (仙台市地下鉄のまちコミなど)
- 発電装置の設置・更新
- 蓄エネルギーによる余剰エネルギー保存
- 蓄電の導入
- 化学的バッテリー(リチウムイオン二次電池など)の導入
- 物理的バッテリー(揚水発電やフライホイール・バッテリーなど)の導入
- 蓄圧の導入 (油圧、空気圧など)
- アキュムレータの導入
- ゼンマイの利用 (オートリールなど)
- 蓄電の導入
- エネルギー効率の改善
- 流通の最適化
- コールドチェーンを切らさないようにし、再冷却を防ぐ
- データセンターの省電力化
- 高効率な冷却法の採用
- 高温でも動作するハードウェアの採用によるデータセンターの高温運用 (イーベイなど)[16]
- 不要なサーバーやサービスの停止
- 古いサーバーやUPSの、新しい省エネルギータイプへの更新
- レンタルサーバー等における古いOSやミドルウェアの更新
- リソース使用率の低いサーバーをまとめる (リソース分離が必要な場合は仮想化を使う)
- 古いデータセンターの廃止
- 高効率電源の採用
- 使用電力に見合ったワット数の電源の使用 (50%使用時の効率が最も高い)
- AC100V給電からAC200V給電やDC48V給電への切り替え (交流給電においては電圧の高い方がPFCの昇圧比が小さくなり効率が良い)
- 流通の最適化
- 使役動物の活用
- 自粛
- 交通システム(のうち電気を使っているもの)の省エネルギー化
- ブレーキ・加速の削減
- 空転やレール振動、車両振動の抑制
- 流体抵抗の軽減 (特に高速運転や逆風、トンネル内で空気抵抗が大きい)
- ボディの形状変更 (乱流制御など)
- 熱流体解析(CFD)や風洞実験・水槽実験を行う
- 流線型・尻すぼみ・フラットボトム・フェアリングの採用
- 窓ガラスやドアのフラット化
- 車両間の全周幌の採用 (新幹線N700系電車など)
- 台車スカートやパンタグラフカバーの採用
- ボルテックス・ジェネレーターの搭載
- 遺伝的アルゴリズムや生体模倣学の応用
- 車体の小型化
- 体積あたりの導電率が高い銀線や銀メッキ線(交流)、多導体(交流)の使用
- 摩擦抵抗を低減する塗料や表面処理を行う
- トンネル幅を広げる
- ボディの形状変更 (乱流制御など)
- 新型車への更新
- ボディの軽量化
- アルミボディの使用 (アルミニウム合金製の鉄道車両など)
- 炭素繊維や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の使用 (新幹線N700系電車の一部分など)
- 質量あたりの導電率が高いアルミ電線、多導体(交流)、中空導体(交流)の使用
- 高断熱化
- 軽量かつ高断熱な真空断熱材や真空ガラス・真空複層ガラスの使用 (東京メトロ10000系電車の屋根など)
- 乗り降りが少ない路線での半自動ドアの採用
- エアカーテンの使用 (JR北海道721系電車など)
- 建物エネルギーシミュレーションを行う
- モーターの高効率化
- VVVFインバータ制御の採用
- PMSMやIPMSMの採用
- ブレーキの高効率化
- ボディの軽量化
家庭でできる節電[編集]
- エアコンを使わず扇風機を使う(削減率50%)[17]。(あるいは、うちわ、扇子を使う)
- エアコンを使わず換気扇を使う(換気口に取り付けるタイプなどもある)。室内の上部の熱い空気を排出すると、室温が次第に下がる。
- 家の中に風の通り道を作り、そこにいるようにする。風の通り道がしっかりできるように窓を賢く開ける。例えばマンションなどでは、玄関側(の窓あるいはドア)とその反対側のベランダ側の窓をともに開け、その時々の自然の風圧で空気が流れる方向をみきわめ、それに合わせて、さらに扇風機も併用して自然の風と同じ方向に風を起こすように向けて動かし、風の足し算(加算)を行う[18]。家の中を風がスムーズに吹き抜けるようになると、(ちょうど海岸などで風を受けている時のように)かなり体感温度が下がり、よほど高気温の日でない限りは、エアコンなしで十分に過ごせる。自然の風の力を利用し、扇風機を補助として使うので、ただ扇風機を使い室温が徐々に上がる方式よりもかなり節電になる。
- 日よけ(「すだれ」や「よしず」など)を用いて、日射によって建物や室内の温度が上がるのを防ぐ。(エアコンを使用している場合の削減率10%)[17]。またデザインがわりあい現代的なサンシェードも効果が期待できる[19]。
- 打ち水を行う。つまり、建物周囲の地面や外壁などに水を撒き、気化熱によって熱を奪うと、それによって地面や外壁の温度が下がり、周囲から流れ込む空気の温度が下がる。電力を一切使わず行える。昔から日本で行われている知恵。スプリンクラーを使う方法もある。
冷房使用時[編集]
- 日差しを遮り、冷房の使用を減らす (部屋の外側で太陽の熱を遮る方が内側で遮るより高い効果が得られる[21])
- エアコンの冷房の使い方を工夫する
- 外出して公共施設などで時間を過ごす[28]。
- 蓄熱式空調システムによってピークシフトを行う。
※夏(昼 外気温33.4℃)の冷房時に室内(27℃)へ熱が入ってくる割合は、開口部73%、屋根11%、外壁7%、換気6%、床3%[29]。
暖房[編集]
- 断熱効果を上げて暖房の使用を減らす
- コジェネレーション(エコウィル、エネファーム)温水暖房
- 電力を消費しない石油ストーブやガスストーブ、ペレットストーブを使用する(石油ファンヒーターやガスファンヒーターなどの暖房機は電力を消費する。また、COPの高い省エネエアコンが一番省エネとなる場合がある)。
- 地中熱を活用するジオサーマルを取り付ける。
- 床暖房は部屋を去る20分前に運転を止め、残りの20分は余熱を利用する[33]。ガス式や石油式の床暖房もわずかに電力を消費しているため、運転時間を短縮すると節電効果がある。
- エアコンの暖房の使い方を工夫する
- 白金触媒式カイロ・湯たんぽの使用。
- コールドドラフトが起きやすい種類の窓の場合、寒さを感じやすいためベッドや布団を近くに置かない。
※冬(外気温-2.6℃)の暖房時に室内(18℃)から熱が出て行く割合は、開口部58%、換気15%、外壁15%、床7%、屋根5%[29]。
333. 太陽光発電と 蓄電池
蓄電・発電機器:太陽光と組み合わせて38円で売電できる蓄電池、容量は14.4kWh
京セラは家庭用の定置型リチウムイオン蓄電システムの第二弾を製品化した。太陽光発電システムと同時に利用した場合、自家発電設備扱いにならないような設計としたことで、太陽光発電の売電価格を38円に維持できる。
京セラは、2013年4月、容量が14.4kWhと大きな家庭用蓄電池「リチウムイオン蓄電システム TypeB(EGS-LM144B)」の販売を2013年5月7日から開始すると発表した*1)。太陽光発電システムと接続した場合、売電価格を高く設定できることが特徴だ(図1)。
価格は445万円(税別)。京セラソーラーコーポレーションが販売する。経済産業省の「定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業費補助金」の対象であり、個人が購入した場合最大100万円の補助を受けることができる。
*1) 容量7.2kWhの製品もある。価格は240万円(税別)。
京セラはTypeBと同容量の蓄電池「リチウムイオン蓄電システム TypeA」の販売を2012年8月に開始している。TypeAは、日中に太陽光発電システムを動作させた場合、蓄電池からの放電が同時に起きる。このため、太陽光発電と自家発電設備を併設した場合の売電価格が適用される。売電価格は1kWh当たり31円だ。
一方、今回のTypeBでは、太陽光発電システムの動作中は蓄電池からの放電を抑制する。このため、太陽光発電システムを単体で設置した場合と同じ、売電価格38円が適用される。
運転モードは大きく4種類ある。売電量を最大にする他、購入電力をなるべくゼロに近づける、マニュアル充電、マニュアル放電である。停電時には自動的に自立運転に切り替えられる。自立運転中、合計430Wの電力を使用した場合、連続24時間の利用が可能。なお、TypeBの出力は最大2500W。
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