カンボジアでは約20年続いた内戦によって、400~600万個の地雷が眠っています。6万人以上の人々が地雷により被害を受けたこの国の人々に、地雷のない安全な大地を届けたい! 高山良二さん
高山さんと 初めは、いつお会いしたのだろう? 10年前ぐらいか。 山元学校2度ほど 講演して頂いた。カンボジアから 帰国されるときに たまに、お会いしている。人間として、大切なことをずっと継続されているので 尊敬している。
地雷は世界中に 億という単位で 埋まっている。
途方に暮れるが きちんと処理をしようと決意された高山さんほか何人かの方々を存じ上げている。地雷は 高山さんたちが 埋めた訳ではない。優しい人たちが 人生を掛けて、自分の問題として挑戦を続けていらっしゃる。 本当に頭が下がる。
何の為に 私たちは 生まれて来たのだろう ?
未来の子供たちに 何か残せるとしたら 人間として「地雷撤去」は間違いなく その一つだ。
ジャン・ジオノの「木を植える人」は 延々と人生を掛けて 木を植え続け 森をつくった。
世界中に 生活に余裕のない人たちが多いが、自分の子供たちや 周りの子供たちが 元気に生きることを望まない人はいない。人生を明るく 前向きに 屈託なく生きてほしいと思う。
だが、野原、 畑 近所に地雷が 埋まっていたら どうだろう。 怖くて外に出られない。 だが「人間の業」なのか、戦争になると地雷を埋める。海でもそうだ。目先の自分たちの安全を守り、敵を攻撃する仕掛けとして 埋めるのだ。先のことなど 当然考えない。
で、地雷はこれからも無くならないだろう。 埋まっている地雷は、すでに1億個 いや 3億個という数字も見たことがある。
持続可能な地球を守る。地球温暖化 自然災害。減少させるため、様々な環境問題への取り組みがなされるが「地雷撤去で 安全な自然をつくる作業」も大切。地道な努力を続けよう。
★ 山元学校と地雷撤去のかかわりは 15年ぐらい前から始まった。何度も 実際の地雷を山元学校に持って来てもらいお話をして頂いた。この話は 「地雷撤去②」で、ほかの地雷撤去で活躍する日本人の中で 取り上げたい。高山さんの活動に 敬意を表しせめて応援したい。
地雷撤去のクラウドファンディングに みなさま 参加して頂けませんか?
https://readyfor.jp/projects/jirai ★ここをクリックしてください ★拡散もお願いします。
高山さんのお話ー1
カンボジアPKOに自衛官として派遣され、地雷の被害を目の当たりにしました。
私が初めてカンボジアを訪れたのは、陸上自衛官として国連平和維持活動(PKO)に参加した、24年前になります。当時のカンボジアは内戦で荒れ果てており、私は破壊された道路や橋の整備を担い、半年の任務を終えました。
しかし大量の地雷が埋まっている現状を知りながら帰国した私は「まだやり残したことがある、必ず戻ってこよう」と心に決めました。

地雷はその技術があれば取り除くことができるのです。私は自衛隊で地雷処理技術を習得しました。誰かが地雷を処理しなければならないのなら、私には技術がある。カンボジアの平和のためにそれを生かしたい。その思いを抱き続け、定年退官した3日後にカンボジアに戻りました。


高山さんのお話ー2
激しい内戦の舞台となったタサエン村を拠点に
活動拠点とした場所は、タイとの国境沿いのバッタンバン州カムリエン郡、人口7千人のタサエン村です。ここはカンボジア内戦の激戦地でした。
ポルポト軍が最後の砦として立て籠もり、プノンペン政府軍とベトナム軍なども入り乱れて戦った所で、各軍の残した大量の地雷が埋められたまま放置されています。そのため村の開発が進まず、カンボジアでも最貧地域です。
タサエン村では内戦終結後から今まで70件の事故が起き、大半は農作業中に起きました。生きていくためには、唯一の生活の糧である農業をするしかないのです。

高山さんのお話ー3
「住民参加型地雷除去活動」で貧困に苦しむ村に雇用を生み出す!
タサエン村で始めたのは住民参加型地雷除去活動です。危険な地雷除去作業は、訓練を受けたプロが

タサエン村では子ども達への地雷による被災回避啓発活動や、地雷除去活動の成果が実り、昨年の被害は対戦車地雷事故の2件でした。みなさんは「少ない」と思うでしょうか?しかし1件でも事故があると、周辺には大きな不安が走ります。私たちは90%安全になったから大丈夫、と言って活動を止めるわけにはいけません。100%の信頼が要求されるのです。

高山さんのお話ー4
地雷により、両足を失った。死を考えながら見つけた生きる希望
片足を内戦時に、もう片足は農地を開墾中に失った元ポルポト兵のコイ・デンさん。両足を失った時は絶望のあまり自殺を考えたそうですが、家族を想うと踏みとどまり、果樹栽培を始めました。両足が義足で不自由もありましたが必死に畑を耕しました。村から少しずつ地雷が除去され、果樹も育つようになると生きる希望が持てるようになり、今ではたくさんのライチが実る畑で笑顔で農業をしています。

高山さんのお話ー5
カンボジアの1つの村から始まった活動は周辺の村からも依頼を受けるようになりました。
私たちの活動が知られるようになり、周辺の村々からの除去依頼も増加しています。今後は活動地域を広げて地雷原を処理していきます。地雷原はカンボジア政府から私たちのような地雷除去団体に割り当てられ、計画的に除去していきますが、地雷原でも農業を続けている人が大勢いるので、一刻も早く地雷を取り除きたいと考えています。
今回、皆様からご支援頂くことで、より広い地域で地雷除去活動ができるようになります。平和と安全を取り戻し、安全に耕作できる畑や、安心して歩ける村に変えていくため、どうかご協力をお願いいたします!
高山さんのお話ー6
あなたのご支援で地雷原を安全にできます!
「名誉デマイナー」となって一緒に活動しませんか?
今回、皆様からの支援金は、READYFORへの手数料とリターンの経費を差し引いた全額を地雷除去の活動資金に充てさせていただきます。「IMCCD名誉デマイナー(地雷探知員)」として、私たちの活動を日本から見守って頂き、一緒にカンボジアに安全を届けましょう!

支援金の使い道
・火薬類、起爆装置等購入費(地雷と不発弾の爆破処理用)
・備品購入費(各種道具、防護服、金属探知機等)
・現地デマイナー(地雷除去員)の給与
・現地デマイナー事故保険代
・ガソリン代(村々を車で移動するため)
・宿泊費(遠隔地での作業時)
・その他諸経費
※万が一、地雷処理事業の継続が行えなくなった場合は、留学生の支援に資金を充てさせていただきます。
高山さんのお話ー7
地雷除去をきっかけにカンボジアをもっと元気にしたい!
私たちは地雷除去にとどまらず、村に不足している井戸や学校の建設のほか、日本語学校運営、車いすの寄贈、日本企業の誘致支援、キャッサバ芋を使った芋焼酎で地場産業の育成、留学生支援など、自立の種を蒔く活動もしています。地雷が除去された後、誰もが希望をもって生きていける村づくりを目指しています。


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★★★ リターンについて★★★
★ 3,000円をご支援いただいた方 ★
<お礼の手紙&ニュースレターコース>
・村の子ども達の写真付お礼の手紙
・ニュースレター12月号
★ 10,000円をご支援頂いた方 ※ここからは各コースに全額を支援するコースも
ご用意しております。
<あなたの支援が200㎡超の安全を作ります!>
・「Green Card」IMCCD 名誉デマイナー認定証
※200㎡超の地雷原を安全にできる権利
※Google mapで地雷除去予定地の位置と写真を確認できます
・村の子ども達の写真付お礼の手紙
・ニュースレター12月号
・カンボジアの地雷をなくそう!オリジナルリストバンド
★<企業で地雷除去をサポート!>★
・企業のCSRとしてご活用ください!
・地雷原2500㎡超を安全にできる権利(除去には半年~1年かかります)
・郡長からの感謝状(除去後、企業名をお入れした感謝状をお送りします)
・Google mapで地雷除去予定地の位置と写真を確認できる情報をお渡しします
・村の子ども達の写真付お礼の手紙
・ニュースレター12月号
★ 30,000円をご支援頂いた方 ★
<あなたの支援が700㎡超の安全を作ります!+高山良二サイン入り著書>
・「Silver Card」 IMCCD 名誉デマイナー認定証
※700㎡超の地雷原を安全にできる権利
※Google mapで地雷除去予定地の位置と写真を確認できます
・高山良二サイン入り著書「地雷処理という仕事」
・村の子ども達の写真付お礼の手紙
・ニュースレター12月号
・カンボジアの地雷をなくそう!オリジナルリストバンド
★ <企業で地雷除去をサポート!> ★
企業のCSRとしてご活用ください!
・地雷原7500㎡超を安全にできる権利(除去には半年~1年かかります)
・郡長からの感謝状(除去後、企業名をお入れした感謝状をお送りします)
・Google mapで地雷除去予定地の位置と写真を確認できる情報をお渡しします
・村の子ども達の写真付お礼の手紙
・ニュースレター12月号
★ 50,000円をご支援頂いた方 ★
<高山良二が活動について熱くお話します!>
・愛媛県松山市のIMCCD事務所にて、高山良二が活動について熱くお話します!
(時期は応相談。松山市までの交通費は支援者様のご負担になります)
・事務所にてIMCCD支援のカンボジア人留学生が手作りカンボジア料理でおもてなし
・「Silver Card」 IMCCD 名誉デマイナー認定証
※700㎡超の地雷原を安全にできる権利
※Google mapで地雷除去予定地の位置と写真を確認できます
・村の子ども達の写真付お礼の手紙
・ニュースレター12月号
・カンボジアの地雷をなくそう!オリジナルリストバンド
★ 1,000,000円をご支援頂いた方 ★
<企業のCSRとしてご活用ください!>
・地雷原2.5ヘクタール超を安全にできる権利(除去には半年~1年かかります)
・企業名の入った石碑を立て、写真をお送りします
・バッタンバン州知事からの感謝状(除去後、企業名をお入れした感謝状をお送りします)
・Google mapで地雷除去予定地の位置と写真を確認できる情報をお渡しします
・村の子ども達の写真付お礼の手紙
・ニュースレター12月号
・高山良二サイン入り著書「地雷処理という仕事」
高山さんのお話ー6
皆様のおかげで、公開から10日で目標金額の300万円に到達しました! 心よりお礼申し上げます。(2016年6月3日追記)
心温まる応援メッセージに涙腺がゆるみ、お名前が分かる方はお顔を思い浮かべ、感動の毎日でした。 私たちはカンボジアで地雷除去活動や地域復興支援活動を行っておりますが、今回READYFORを通じ1年間の地雷除去活動費約800万円のうち、300万円の資金調達を行いました。
不足分はご寄付や会費等の資金で賄うことを考えておりましたが、これらの資金も確定しているわけではありません。毎年継続して資金を確保するのは正直とても大変で、恥ずかしながら今年は継続できるかどうかの危機に陥っておりました。地雷除去の依頼は増え、私たちの活動を待っている新たな大勢の人々がいるのに、活動資金が足りない。というジレンマがありました。
そんな中、READYFORにチャレンジし、私たちも驚くスピードで多くの皆様から温かいご支援をいただきました。このご支援をしっかりカンボジアに届け、カンボジアの子供たちが笑顔で遊び回れる村、村人たちが安心して農業ができる村を増やす活動を、地道ではありますが続けていきたいと思います。
重ね重ねのお願いで恐縮ではありますが、私たちがカンボジアの地雷をなくすために継続して活動ができるよう、600万円の目標を新たに設定させて頂くことにしました。 引き続き、私たちの活動を応援いただければ大変ありがたいです。
高山さんのお話ー7
はじめまして。認定NPO法人国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD) 理事長の高山良二と申します。私はカンボジアに渡り、
しかし、いまだ村の身近な環境は安全であるとは言えません。民家や農地から地雷が見つかることもあり、まだまだ地雷を除去する活動を続けていく必要があります。私たちは村人の中からデマイナー(地雷探知員)を雇用し、地雷処理専門家の私が継続的に指揮することで、真に村のためになる支援を目指してきました。これまではご寄付や会費を頂いているおかげで活動ができていましたが、私たちの活動がカンボジア内で知られるにつれて、近隣の村々から地雷除去の依頼が増え、資金不足に陥っております。
1つでも多くの地雷を取り除き、人々が安心して暮らせる未来をつくるため活動資金の不足分、300万円が必要です。そこで、クラウドファンディングx地雷除去という形で、皆様のご支援を直接カンボジアの安全に繋げたいと考えています!
高山さんのお話ー8
2016年06月17日
こどもレポーターの質問特集
6月14日に松山市立新玉小学校で講演をしました。こどもたちがもっと話したい!ということで、翌日の放課後、6年生の9名がIMCCD事務所に遊びに来てくれました。
こどもレポーターたちが熱心に質問をしてくれました。
初めてカンボジアで地雷を除去した時の気持ちは?
→自分がスタートした1メートル先から地雷が見つかりました。もし1メートル先からスタートしていたら地雷を踏んでいました。判断を誤ったら踏んでいたので怖かったです。
地雷処理をして感じたことは?
→村の農作物が年々増えていることを実感できます。例えば、収穫して村のあちこちでブルーシートの上に干している大豆が、年々目に見えて多くなってることが嬉しいです。
今の自分に欠かせないことは?
→健康です。健康でないと、夢を実現できないから。
自分が1番大切にしているものは?
→目に見えるものではなくて、本質を大切にしたいです。
カンボジアの人と出会って、感じたことは?
→おおらかなので、気持ちが楽になります。カンボジアの人は気持ちが広くて、優しいですよ。
死ぬまでにやりたいことは?
→おいしいごはんを食べたいです。漬物と白いごはんが大好きです。
言葉や文化が違って不安はあった?
→ほとんどないです。言葉が通じなくて不便なこともあるけど、逆にそれが楽しいですよ。
これからの夢は?
→私一人では夢を達成できません。だからこうやって小学生のみんなにも活動を知ってもらったりする種まきが大切だと思います。 若い人にもっと知ってもらって、活動を続けていきたいです。日本だけじゃなくて、カンボジアの人、世界中の人が幸せになれる世の中にできたらなあと思います。
メッセージは?
→1個でも地雷を多く取り除きたいです。みんなの募金も役に立ちます。ありがとう。
こどもの質問は素直でとてもおもしろいです。
そして貴重なおこづかいの中から募金箱に入れてくれました。 カンボジアの地雷を取り除くために役に立ちます。本当にありがとう。
英語をしっかり勉強して、中学生か高校生になったらカンボジアに行ってみたいという子もいて、その逞しさに嬉しくなりました。
私の次回の帰国予定と携帯電話番号を確認し、アポイントメントまで取って、とても優秀なレポーターさんたちでした。カンボジアのためにできることを考えてきてくれるそうで、次に会うのが楽しみです。