国際金融 ③ タックスヘーブン 各国事情 ルワンダ② 160412

ウィキペディアを 見てみると、 今回パナマ文書が 流失した会社のことを 次のとおり 記載している。

ちょうど 良いので どのようにして タックスヘーブンが 運営され どのような あるいは なぜ 企業や個人が利用しているのか ? なぜ 英国領が多いのか など その構造や 歴史などが 浮かび上がってくる。国際金融の仕組み マネーロンダリング、 タックスヘーブンを 利用するのは 合法というが 私には どうしても 灰色にしか 思えない。 合法 違法 その境目は しっかり 考えてみよう。

今回の パナマ文書の漏えいで 政治や 経済の流れも 支配する者、される者 国民や一般人の持たざる者と とてつもない蓄財を成した者との間で 軋轢が 当然多くなり アイスランドの首相のように 即座に辞任した人物が出てきたのは その前兆だ。責任ある人間が ひそかに 合法 違法のすすれすれのところで 膨大な富を蓄える。愛国心は どこへ行った?

素晴らしい健康な国をつくる。力を合わせて 良い社会をつくるという本来の人間性は どこへ 行ったのか? 保身の布石を打つ だけでは すまされない人間の強欲。 ところで、★ここ7年ぐらい ずっと ★ルワンダを見てきた。 1994年ジェノサイドが 発生し 最悪の地獄をみたが、 真摯な人間の原点に 立ち返り 見事な復興を遂げた。 私が注目するのは ルワンダの様々な あるべき姿の模索の歴史だ。 今や 最も尊敬される国として 世界の注目を集め 模範とされている。

敬愛するルワンダ大使

ポールカガメ大統領のDiasporaの人たちへの呼びかけは このように始まった。このようなことが 日本でもできないか? と 良く考える。自分たちだけが 幸せになっても 意味がない。

ルワンダの今日の姿。

今日 2016年4月12日 こんな記事が出ていた。 課税逃れは 違法だとの「常識」を広めることが 大切だ。 租税逃れは、節税は合法と脱税は違法。 この考え方が グレーの部分を 広げて 世の中が、塀の中に落ちるか 外に落ちるか すれすれが 多くなり、おかしくなった。 もう一度 原点にもどろう。

【ワシントン共同】米財務省高官は12日、ワシントンで14~15日に開かれる20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、企業の課税逃れ対策が議論されるとの見通しを示した。麻生太郎財務相も同様の認識を表明しており、日米が足並みをそろえた。

米高官は記者団に「G20の目標は、世界中のどこで経済活動が行われようとも、利益に適切に課税できるようにすることだ」と述べた。課税逃れや脱税を監視する国際的な体制の強化で具体策を打ち出せるかが焦点になりそうだ。

 

ルワンダの首都 キガリ。私は 3回ほど 訪ねた。この折 三戸俊和さん 優里さんには 大変おせわになった。政府の要人や 色々な団体にも紹介していただいた。 優里さんが主導していたHappy basket の製造工房にも 何度も連れて行って頂いた。

★ポールカガメ大統領が 来日されたおり お会いさせて頂いた。素晴らしい力強いお話も 2度ほど お聴きしたことがある。

大統領の筆頭補佐官と話が弾んだが、なんと私のホテルまで 訪ねてくれ3,4時間 様々なお話で盛り上がった。ルワンダの新しい息吹を感じることができて 心を引き締めた。三戸さんご夫妻は 9年位現地頑張って 俊さんの環境問題解決。アスベスト処理では 奇跡的な成果を挙げた。優里さんは バナナ繊維の実用化 ジェトロハカーカスの実験 ルワンダになかったスイカづくり、ハッピイバスケットのブランド構築と販売網の構築など 目覚ましい成果は 人間として 敬愛させて頂いている 多くの若者が続くことを期待している。

★ポールカガメ大統領は 理想的な国の仕組みづくりに 成功したあと フランスをはじめ 世界に存在するルワンダ人のディアスポラDiasporaをまわり、やっと国がおさまり 汚職や不正のない 女性の地位の向上もなされ 良い環境や社会を構築できた。ただ さらに 素晴らしい国とするには 資金と技術が足りない。 お金を持っている人は お金をもって、 技術やノウハウを習得した人は 技術をもって みな 帰って来てほしい。一緒に 素晴らしい母国ルワンダ創ってほしい!!

そして 現在がある。 山元学校では 半年ごとに 大使に来て頂いて 現状と 新しい方策を聴くのを楽しみとしていた。 新しい大使も来日されたので また復活する。

★ディアスポラとは 何か? (ヘブライ語: גלות‎)は、(植物の種などの)「撒き散らされたもの」という意味のギリシャ語に由来する言葉で、元の国家や民族の居住地を離れて暮らす国民や民族の集団ないしコミュニティ、またはそのように離散すること自体を指す。

★ルワンダの虐殺 備考: その経緯は 人々の憎しみの連鎖と、心の動きを象徴していて 人ごとではない。 歴史的に 世界の各地で発生したことだと思う。

ルワンダ虐殺(Rwandan Genocide)は、1994年ルワンダで発生した。1994年4月6日に発生したルワンダのジュベナール・ハビャリマナ大統領とブルンジシプリアン・ンタリャミラ大統領の暗殺からルワンダ愛国戦線 (RPF) が同国を制圧するまでの約100日間に、フツ系の政府とそれに同調するフツ過激派によって、多数のツチとフツ穏健派が殺害された。正確な犠牲者数は明らかとなっていないが、およそ50万人から100万人の間、ルワンダ全国民の10%~20%と推測される。

ルワンダ紛争の末期に発生し、ルワンダ紛争はフツ系政権&同政権を支援するフランス語圏アフリカ、フランス本国と、主にツチ難民から構成されるルワンダ愛国戦線&同組織を支援するウガンダ政府との争いという歴史的経緯をもつ。ルワンダ紛争により、国内でツチ・フツ間の緊張が高まるとともにフツ・パワーと呼ばれるイデオロギーがひろがり、「国内外のツチはかつてのようにフツを奴隷とするつもりだ。我々はこれに対し手段を問わず抵抗しなければならない」という主張がフツ過激派側からなされた。1993年8月には、ハビャリマナ大統領により停戦命令が下され、ルワンダ愛国戦線との間にアルーシャ協定英語版が成立したが、その後もルワンダ愛国戦線の侵攻による北部地域におけるフツの大量移住や、南部地域のツチに対する断続的な虐殺行為などを含む紛争が続いた。

この映像は 厳しすぎるので おすすめできないが これが ジェノサイドの記録だ。 2度と どこの国でも おこしてはならない。

1994年4月に生じたハビャリマナ大統領の暗殺は、フツ過激派によるツチとフツ穏健派への大量虐殺の引き金となった。この虐殺は、フツ過激派政党と関連のあるフツ系民兵組織、すなわちインテラハムウェインプザムガンビが主体となったことが知られている。虐殺行為を主導したのは、ハビャリマナ大統領の近親者からなるアカズと呼ばれるフツ・パワーの中枢組織であった。このルワンダ政権主導の大量虐殺行為によりアルーシャ協定英語版は破棄され、ツチ系のルワンダ愛国戦線とルワンダ軍による内戦と、ジェノサイドが同時進行した。最終的には、ルワンダ愛国戦線がルワンダ軍を撃破し、ルワンダ虐殺はルワンダ紛争とともに終結した。