㈱人間と科学の研究所。

飛岡 健さんは 経団連の社長会で 40年も講演をされ「日本の頭脳」と呼ばれ、世界的に高い評価を受ける一方「人格者」として各方面から慕われる。

ご縁があって、4名の新任取締役が揃いました。素晴らしい会社にして行こうと4人で、静かに闘志を燃やしています。2019年6月吉日

画像に含まれている可能性があるもの:4人、、高山 清洲さん、堀切 亮佑さんなど、立ってる(複数の人)

中左 飛岡 健 代表取締役会長。(航空工学者、事業家)

左端 山元雅信 代表取締役社長(山元学校学長)

中右 上田 伸 取締役副社長 (元郵政副社長)
右端 堀切亮佑 取締役 (㈱ Entre Terrace コンサルタント)

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画像に含まれている可能性があるもの:5人、、スマイル、座ってる(複数の人)、室内

右端 河崎純真CTO(Gifted Agent ㈱代表取締役・大宗寺僧侶 左端 菊地勇太Adviser,(㈱日本オズ研究所代表取締役)

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私たちの基本姿勢

国があなたの為に何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。今の日本人への国への貢献は、「病気にならないで、健康に学び、働き、楽しむ事である。
Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country. John F. Kennedy (ジョン・F・ケネディ) Japanese contribution today to the country is “Learning, working and enjoying health  without getting sick.
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健康と医療の新時代が始まった。

画像に含まれている可能性があるもの:1人以上

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会社理念: 日本人の健康と医学に貢献する事を使命とする。
経営理念: 人、モノ、金を適切に動かし、利潤を上げると
      同時に、”PPKK”(ピンピンキラリコロリ)を実践し
      人が育つ会社にする。
事業理念: ウェアラブル生体センサー(BIT)に専念し、この
      分野でトップ企業になる。

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新生㈱人間と科学の研究所 現在の主力製品

画像に含まれている可能性があるもの:室内

写真の説明はありません。

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111.飛岡健「日本国民に告ぐ」 1月16日放送

 

JAPANアクターズTV 2019/01/15 トビケンこと飛岡健が書いてきた著書を、30年を経て自らが振り返り改めて紹介していきます。なぜこの本を書こうとしたのか、その時代に書いたことが未来予測として果たして今のこの世の中でどの様に映るのか。
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飛岡 健(とびおか けん、1944年(昭和19年)10月20日 – )は、日本の航空工学者、客員教授、経営者。株式会社現代人間科学研究所、および株式会社未来と経営の研究所の代表取締役。

東京都立一橋高等学校出身、東京大学航空工学専攻卒業、東京大学大学院工学系研究科博士課程(航空工学)修了。東京大学宇宙航空研究所職員を経て、東大のロケット人工衛星の打ち上げ・研究に従事。1975年、現代人間科学研究所を設立。現在は、MAトラスト株式会社が主催する未来予測研究会を中心に講演活動を続けている。

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画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、立ってる(複数の人)

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4人の取締役が揃いました。これから本格的な組織づくりが始まる。

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写真の説明はありません。

トビケン(飛岡健)の雑学千夜一夜「若者の活躍」マダム路子 #114  5/22放送  JAPANアクターズTV 2019/05/21  約30年に渡って未来を予測し、その正確さで高い評価を受けている飛岡健が、事にふれ­未来を、それ故過去現在に思う事を素敵なアシスタントとともにエンターテイメントな雰­囲気でわかりやすく情報を発信していきます。

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主な実績

  • 150冊以上の本の著作(分野は多分野)、テレビ・ラジオ出演多数。[1][2]
  • 3000回以上の講演(歴代内閣総理大臣の集る会、経団連軽井沢セミナー他)
  • 50カ国以上の海外視察(世界中の自動車工場を初め、多くの視察団長を勤める)
  • 100社以上の会社をコンサルティング(多くの企業の上場を支援)
  • 数十に達する国や企業からの受託研究
  • 30年以上のセミナーの主催(30年以上経団連のセミナーを主催)
  • 多くの独自研究の成果(未来予測の方法論の確立)
  • 金沢工業大学研究員と客員教授を30年以上の教育者歴

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トビケン(飛岡健)の雑学千夜一夜「稼ぐのは経済学、使うのは美学。美学がある人は、徹底的に稼いでください。」マダム路子 #104 11/14放送  JAPANアクターズTV 2018/11/13

主な著書

  • 「科学と遊ぶ本」ゴマブックス、1980年。
  • 「日本の技術はなぜ優秀か―日本民族の不思議な能力を探る 」Yell books、1980年。
  • 「科学面白事典―楽しみながら科学に強くなる本」21世紀ブックス、1981年。
  • 「“流れ”の思想―川と日本人の関係考」1981年。
  • 「ビジネス感度の磨き方―知的行動を可能にする!」1981年。
  • 「生物に学ぶ30の発想」ウイークエンドブックス、1982年。
  • 「科学ものしりゼミナール」講談社まんがなぞふしぎシリーズ、成田アキラ、飛岡健 共著、1982年。
  • 「タイムマシン―相対性理論早わかり講座」 講談社まんがなぞふしぎシリーズ、成田アキラ、飛岡健 共著、1982年。
  • 「”脳”のなぞふしぎ―君も天才になれる!?」講談社まんがなぞふしぎシリーズ、成田アキラ、飛岡健 共著、1982年。
  • 「ハイブリッド思考術―異質のものを組合わせる新しい技術」ゴマセレクト、1982年。
  • 「日本人と欧米人―イラスト版・和英対訳」PHPブックス、飛岡健、ヨシトミヤスオ 共著、1983年。
  • 「物理と化学なるほどゼミナール」1983年。
  • 「工学的発想が経営を変える」1984年。
  • 「哲科学への挑戦」1984年。

画像に含まれている可能性があるもの:3人、座ってる(複数の人)

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トビケン(飛岡健)の雑学千夜一夜「高福祉高負担or低福祉低負担」マダム路子 五嶋りさ #72 2/14

JAPANアクターズTV 2018/02/13 に公開
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  • 「ハイテク社会に未来はあるか」飛岡健、今野雅方共著、1984年。
  • 「データから何が読めるか―ビジネスマン情報活用術」1984年。
  • 「ダイヤモンド産業技術「チャート式」解説―分野別・1兆円ニューマーケット予測 」1984年。
  • 「CG(コンピユータ・グラフイツクス)のことがわかる本」1985年。
  • 「科学万博から何を学ぶか―今つくばはビジネス・ヒントの宝庫だ」1985年。________________

私の本 飛岡健「3の思考法」JAPANアクターズTV

2018/12/18 に公開 トビケンこと飛岡健が書いてきた著書を、30年を経て自らが振り返り改めて紹介していきます。なぜこの本を書こうとしたのか、その時代に書いたことが未来予測として果たして今のこの世の中でどの様に映るのか。
  • 「流行コンセプト10―人気の店・人気の商品60にみるニュートレンド」飛岡健、小野寺明美 共著、1996年。
  • 「「3」の思考法―三位一体、三すくみ、正反合…にひそむ考え方の知恵」ゴマセレクト、1987年。
  • 「技術大爆発―円高日本の恐るべき底力」カッパ・ビジネス、1987年。
  • 「21世紀のビジネスマンはこう変わる」 HBJ BUSINESS EXPRESS、1988年。
  • 「老人キラー(大物殺し)は出世する―実力者に引き立てられる演出法と処世術」1988年。

画像に含まれている可能性があるもの:植物、屋外

  • 「1ドル110円の日―そのとき日本は!?」天山ブックス、1988年。
  • 「ボスの管理術」 エレン ネビンス、1988年。
  • 「史上最大のビジネスチャンス―見えてきた“第4の波”」1988年。
  • 「文化倍増論―経済大国から文化大国へ」1989年。
  • 「日本国民に告ぐ―いま迫られている精神革命とは」 1989年。
  • 「バイオの衝撃―奇跡の医薬からサイボーグ人間まで」1989年。
  • 「周期の研究―この法則を知れば明日が読める」 ベストセラーシリーズ・ワニの本、1989年。

画像に含まれている可能性があるもの:4人、浄法寺亘さんを含む、、スマイル、立ってる(複数の人)、屋外

  • 「大衆動員の魔術―イベント成功のために」 1990年。
  • 「2001年のヒット市場は―科学的マーケティングのすすめ」1990年。
  • 「マーケットは読める―’90年代ビジネスの海図と羅針盤」1990年。
  • 「GNP580兆円争奪大作戦 (<カセット>) 」1990年。
  • 「おもしろくてためになる血液の雑学事典」1990年。
  • 「未来への巡礼―能登の地から」1990年。
  • 「女はみんなジャンヌ・ダルク」飛岡健、浜田マキ子 共著、1991年。
  • 「日本は10年後にこう変わる」1991年。
  • 「ビジネスマンのためのファジィ理論の解読書」ムックセレクト、飛岡健、大塚桂一 共著、1991年。

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私の本 飛岡健「生物に学ぶ30の発想」#01 11月21日放送

JAPANアクターズTV 2018/11/20 に公開
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  • 「「この10年」ビジネスは大変化する―90年代後半を通して日本経済は再び大成長する!」1992年。
  • 「1993年・酉年の日本はこうなる―ズバリ!経済・産業・社会88の予測 」1992年。
  • 「生物に学ぶビジネス発想法」1992年。
  • 「バブルの経済学―ニューバブルの形成と日本経済再生論」1992年。
  • 「3は発想のマジックナンバー―三つに分ける、三つにまとめる、三つめを見つける 」フロムフォーティズ、1993年。
  • 「生物からの贈りもの―豊かな未来づくりのために」 1993年。
  • 「官製不況―大蔵省・日本銀行が犯した七つの大罪」1993年。
  • 「未来の釣り方―人より「一歩半」さきを読み切る」1993年。
  • 「引き算哲学の時代―何を失って成長するか」1993年。
  • 「1994年~95年ビジネス・業界の読み方―企業、必死の生存闘争の年! 商品・技術・マーケット」現代人間科学研究所、1993年。
  • 「迷子になったイルカの子は、なぜ母親に再会できたのか―知っているようで知らなかった科学常識160 」ゴマブックス、1993年。

写真の説明はありません。

  • 「日本経済をダメにした日銀総裁と大蔵官僚―では、どうすればいいのか 私たちの大胆な提言」宮尾尊弘、飛岡健 共著、1993年。
  • 「賃金破壊―急激な「価格破壊」は国を亡ぼす」ノン・ブック・愛蔵版、1994年。
  • 「大不況脱出―景気回復の決め手は、眠っている2000兆円にいかに手をつけるかだ」1994年。
  • 「平成九年に超好況が来る―再点火した日本経済に乗り遅れないために」1994年。
  • 「マルチメディアをひとことで言う本―100兆円の巨大市場をつくり出す」1994年。
  • 「仮説思考法―カン・思いつきに形を与え、読めない未来を読む法」ゴマブックス、1994年。
  • 「新バブル待望論―企業不況・生活不況からの脱出には、この手しかない」1995年。
  • 「哲学ってなに?―「あなたの世界」を見つめ直す入門書」ON SELECT、1995年。

写真の説明はありません。

  • 「ものの見方・考え方・表し方」1996年。
  • ビル・ゲイツの読み方」1996年。
  • 「21世紀 企業勝ち残りの方程式 」田辺昇一、飛岡健共著、1996年。
  • 「人は周期の法則で動かされている―明日が予測できる「周期現象」の不思議」 KAWADE夢新書、1996年。
  • 「成功するわずかな頭の使い方―自分の人生スタイルをどう定めるか!」1996年。
  • 「豊かなライフ・スタイルの創造「個性・創造性・教養」の時代をどう生きるか」1997年。
  • 「日本人と欧米人」 [日本語版]飛岡 健、[英語版] David Burleigh、1997年。
  • 「非学歴の時代―学校教育からハミ出した子供達とその将来」1997年。
  • 「日本経済を危機に陥れた 大蔵省・日本銀行の大罪」ゴマブックス、1997年。
  • 「日本経済が復活する日―日本の景気は回復どころか更なる成長する力を有している」1997年。

画像に含まれている可能性があるもの:8人、大塚 俊樹さんを含む、、スマイル

  • 「心理不況脱出のシナリオ―日本人の“美徳”が招いた経済危機の乗り切り方」ゴマブックス、1997年。
  • ビル・ゲイツに勝つ 成功と戦いの方程式」ゴマブックス、1997年。
  • 「先見力をつける (知のノウハウ)」 1997年。
  • 「成功力がつく本―人生・仕事における「常勝パターン」の研究」 1997年。
  • 「笑いの博物館―おかしい、楽しい、おもしろい蘊蓄・含蓄のすべて」ゴマブックス、飛岡健、 越智宏倫共著、1998年。
  • 「ニュー・クライシス―かつて経験したことのない危機が忍び寄っている」1999年。
  • 「複眼思考型人間だけが生き残る―情報化時代を超える知脳化時代の生き方」ゴマブックス、1998年。
  • 「「気」の本質を読む―森羅万象を支配する「気」の正体と活用術」KAWADE夢新書、1998年。
  • 「日本人のものの考え方―その欠点・弱点・貧しさ」1999年。
  • 「解決されていない科学のテーマ」2000年。
  • 「「ストップ・ザ・介護」宣言―一生元気なままがいいそのためには…?!」2000年。
  • 「周期的思考があなたを変える―満月の夜、なぜ犯罪が起きるのか?」ふたばらいふ新書、2000年。
  • 「生命体経営学」 藤田史郎、飛岡健 共著、2001年。
  • 「飛行機はなぜ飛ぶのか?―知ってるようで知らない空の話」ワニ文庫、2002年。

画像に含まれている可能性があるもの:5人、、早川周作さん、桜子 さくらこさんなど、、スマイル、座ってる(複数の人)、立ってる(複数の人)、室内

  • 「“逆”思考の頭をもちなさい―ビジネスの成功は、いまこそ反常識の発想にあり!」KAWADE夢新書、2002年。
  • 「上島洋山の世界―能登の夕陽が運命を変えた」2002年。
  • 野村克也の極秘の兵法―野村ID野球から学ぶ経営の英知と人が生きるための知恵、飛岡健、志太勤 共著、2003年。
  • 「哲学者たちは何を知りたかったの ?──凡人でもわかる、哲学のやさしい悩み方」KAWADE夢新書、2004年。
  • 「日本をもう一度江戸時代に戻そう!」浅井隆、飛岡健 共著、2008年。
  • 「あたりまえだけどなかなかできない 出世のルール」アスカビジネス 浜口直太、飛岡健 共著、2011年。
  • 橋下徹坂本龍馬に成れるか? 」2012年12月。

主な出演 インターネットTV「JapanアクターズTV」国際魅力学会

趣味 釣り – 海での船釣り(一級船舶免許取得)

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画像に含まれている可能性があるもの:9人、、西田 稔さん、福島 晋之祐さん、カワチダ ケンロウさん、みやばら まさひろさんなど、、スマイル

備考 ドイツ国民に告ぐ

ヨハン・ゴットフリート・フィヒテ 玉川大学出版部 1999 ISBN:4472004216

Johann Gottlieb Fichte、Reden an die Deutsche Nation 1807 [訳]石原達二

 一人の哲人が国民のすべてに何かを訴えることは、歴史上においてもそうそうないことである。政治家や革命家なのではない。フィヒテは哲人であり、一介の大学教授である。

 しかも著述ではない。声を嗄らしての肉声の演説だった。マイクロフォンもなかった。では、なぜフィヒテはドイツの国民すべてに向かって熱烈な演説を連打しつづけようとしたのか。その肉声で何を訴えたかったのか。
 ぼくがこの本の標題を知ったときの名状しがたい戦慄感のようなものは、何といったらいいか、ニーチェが「ツァラトゥストラはかく語りき」とか「この人を見よ」と言ったということを知ったときとよく似た驚異に近いものだった。ドイツ国民に告ぐ? そのころのドイツとはどういう国だったのか。大群衆を前にして語ったのだろうか。それならレーニンヒトラーのようなものなのか。いやいや、大学の先生がそんなことをするはずがない。では、いったいこのフィヒテという男は何者だったのだ?

 フィヒテは1762年にイエナの職工の家に生まれ、イエナ大学で神学を、ついでライプチヒ大学で哲学と法学を修めた。

画像に含まれている可能性があるもの:9人、、スマイル
 30歳、カントの推奨で『あらゆる啓示の批判私論』を公刊して評判をとると、イエナ大学教授に迎えられた。すぐに『全知識学の基礎』を問い、知識人を唸らせた。これは編集的世界観の近代的な芽生えのひとつであって、また現象学の萌芽でもあった。
 1798年、フィヒテは哲学雑誌を編集していたのだが、そこに載せた文章が無神論だとの非難をうけ、論争に発展した。いわゆる無神論論争である。翌年、イエナ大学を追われるようにして辞めたフィヒテは、シュレーゲル兄弟、シュライエルマッハー、ティークらのロマン派の文人たちと交流、新たなドイツ人としての深い自覚に入っていった。
 そこに立ち塞がったのがナポレオンである。その時代背景については略するが、フランス軍がプロイセンを支配するなか、フィヒテは何度も軍靴高まるベルリンのアカデミーで講演に立ち、祖国の再生を訴えた。ウンターデン・リンデン通りにある真冬のベルリン・アカデミーの講堂だ。講演は14回にわたった。それがぼくを驚かせた『ドイツ国民に告ぐ』である。熱烈な教育論だった。

 フィヒテは次のように演説を始めた。
 「独立を失った国民は、同時に、時代の動きにはたらきかけ、その内容を自由に決定する能力をも失ってしまっています。もしも、ドイツ国民がこのような状態から抜け出ようとしないなら、この時代と、この時代の国民みずからが、この国の運命を支配する外国の権力によって牛耳られることになるでしょう」。そして、次のような趣旨を激烈に語っていく。

 私がこれから始める講演は、3年前の冬に行った『現代の特質』の続きだ。
 私は先の講演において我々の時代は世界史の第3期にあたり、たんなる官能的利己心がそのすべての生命的な活動、運動の原動力になっているということに向かって突き進んだことを述べた。しかし同時にこれがために、利己心は行くところまで進みすぎて、かえって自己を失うに至ったのだと語った。

画像に含まれている可能性があるもの:植物、室内
 これでは行方を失いつつあるドイツは救えない。私はこの講演をドイツ人のために、もっぱらドイツ人についての出来事に絞って語りたい。なぜドイツ人のためなのか。それ以外のどんな統一的名称も真理や意義をもたないからなのだ。
 我々は、未来の生を現在の生に結びつけなければならない。そのためには我々は「拡大された自己」を獲得しなければならない。それにはドイツはドイツの教育を抜本的に変革する必要がある。その教育とは国民の教育であり、ドイツ人のための教育であり、ドイツのための教育である。
 この講演の目的は、打ちひしがれた人々に勇気と希望を与え、深い悲しみのなかに喜びを予告し、最大の窮迫の時を乗り越えるようにすることである。ここにいる聴衆は少ないかもしれないが、私はこれを全ドイツの国民に告げている。
 フィヒテの講演は、このあとしだいに新たな教育の提案に移っていく。それはドイツ人の、ドイツ人による、ドイツ人のための教育計画とその哲学である。
 ここでその内容をあっさり要約してしまうのは、フィヒテの演説の熱情と口調を失わさせるのでしのびないのだが、やむをえずかいつまむと、提案はおおむね6項目にわたっていた。

 (1)学校を、生徒が生み出す最初の社会秩序にするための「共同社会」にするべきだということ。
 (2)教育は男女ともに同じ方法でおこなわれなければならないということ。
 (3)学習と労働と身体が統一されるような教育こそが、とくに幼年期から必要であること。
 (4)学校は「経済教育」をおこなう小さな「経済国家」のモデルであろうとするべきであること。
 (5)真剣な宗教教育こそが「感性界」を可能世界にしていくはずだということ。
 (6)すべての教育は国民教育でなければならず、したがってすべての教育はドイツ人に共通のドイツ語でなければならないということ。

 この6項目だ。いまではそれほど画期的なことを主張しているわけではないと見えようが、当時の教育論がペスタロッチに代表されている時期、しかもその計画をドイツ人の民族観念や言語感覚と根本的に結びつけ、それを熱情あふるる口調で主張しつづけたということは、やはり尋常ではなかった。

 しかし、この内容はぼくには意外だった。最初に本書を買ったのは高校時代で、パラパラと中を見て、どうも予想した様子とはちがうと思った。
 ついで大学になって、ある必要から全部を読んだ。ある必要というのは創作演劇の一部にこれをつかおうかという単純な上級生の発案で、ぼくがその脚本化を任されたからだった。これは難産して、結局おシャカになった。しかし、そのとき本書を読んでみて、実はかなり心を揺さぶられた。内容が教育論だけだとは思わなかった。このように一国の民族を語る方法があるということに、心を揺さぶられたのだった。
 当時のぼくは半端なマルクス主義者だった。またアナキズムにも惹かれていた。だからフォイエルバッハやヘーゲルまでならともかくも、フィヒテがおもしろいはずはない。なんだってカント、シェリング、フィヒテなんぞはドイツ観念論で片付けるのが、当時の学生マルクス主義の常套手段の切り口なのである。
 それなのに、『ドイツ国民に告ぐ』はそうした思想の系譜を越えるものをどこかにもっていた。フィヒテはナショナリズムにさえ見えなかった。

画像に含まれている可能性があるもの:植物、テーブル、室内

 いま、ぼくにはフィヒテの思想の全貌を述べる用意がない。またいまは、そのつもりもない。
 しかし、フィヒテが『ドイツ国民に告ぐ』で、ここまで教育の必要性を徹底的に追求したことと、そこに当時のドイツ民族の命運を解くすべての推理をぶちこんでみせたことについては、脱帽しておきたいと思っている。
 なぜなら、いまのぼくのまわりには日本の教育の実情を嘆き、その改革を説く連中がごまんといるのだが、あるとき「フィヒテはドイツ国民に何を告げたか御存知か」と訊いたとき、誰もその内容を知らなかったばかりか、その連中の改革案には日本人に対する洞察がひとつもなかったように見えたからである。
 おそらく今日における教育は、その半分か3分の2くらいはグローバリズムの中にあっていいだろう。けれども、残りの時間やカリキュラムには、やはり日本語による日本人のための教育が静かに沸騰していてよいように思われる。いつかまたフィヒテを読まないではいられなくなることを、いまは惧れたい。

参考¶フィヒテの知識学について何も述べられなかったが、その概観は中央公論社の「世界の名著」のフィヒテ・シェリングの巻で瞥見できる。またフィヒテがヘーゲルとはかなり異なる精神現象学に到達していることは、フィヒテ『浄福なる生への導き』(平凡社ライブラリー)を、フィヒテの思索を辿るものとしてはディーター・ヘンリッヒの『フィヒテの根源的洞察』(法政大学出版局)を読むことを薦めておきたい。