ドバイ発・新しい仕組み。ビットコインの使われ方。仮想通貨   160908

仮想通貨 ビットコイン ドバイから始まった貧しい人たちへの 支援活動。なかなか 良くできている。

こういう形なら 納得できる。

 

 

こういう情報もあるので しっかり勉強しておこう。ネットからシェアした。「詐欺」を見抜こう。下記の情報が正しいかどうか

判りません。でも ひょっとしたら そうかも知れないし そうでないかも知りません。保証できません。

詐欺が疑われる仮想通貨(暗号通貨)への投資 検証6

ライター:ado1066aet2さん(最終更新日時:2016/7/28)投稿日:2016/6/22

「詐欺が疑われる仮想通貨(暗号通貨)への投資 前書き&目次」および「詐欺が疑われる仮想通貨(暗号通貨)への投資 検証1」「検証2」「検証3」「検証4」「同 検証5」の続きです。本稿では現時点で以下の4つのグループに属する5つのサイトを検証しています。

●TiTus Holdings Limited [ヒットコイン] (タイタス・ホールディングス tituslimited.com)

●48Holdings [クローバーコイン] (よつばホールディングス www.48hd.co.jp

●One Coin Ltd (ワンコイン www.onecoin.eu)

●One Coin JAPAN (ワンコインジパン onecoinjapan.blogspot.com)

●Alpha Line International [アトムコイン] (アルファラインインターナショナル g-cloud-coin.com)

それでは検証を始めます。

●TiTus Holdings Limited [Hit Coin] (タイタス・ホールディングス tituslimited.com)

TiTus Holdings 冒頭.PNG

Hit Coin (ヒットコイン)という仮想通貨を販売しているようです。主にセミナーの開催で勧誘が行われているようでネット上には情報があまりありません。それでも例えばFacebook上には以下のような記載があります。一部抜粋して転載します。

TiTus Holdings Facebook.PNG

>4/28に池上社長がhitcoinの話を聞いてます。その時0.1円、スタート時の8倍になってました。すでにhitcoinはビットコインと変えられます♪出口がある、お金になる、ということです。

>ビットコインは今48000円~56000円ほど。2~3倍はあってもビットコインが今から50~100倍になる可能性は正直難しいと私は思います。だからこそhitcoinで50~100倍に可能性と期待で大きく勝ちにいきました。中国マーケッターは100円にすると言っています。目標100円です。0.1円が100円に(≧∇≦)何倍か?( ´艸`)

何を根拠にしているのかさっぱり分かりませんがとにかく1000倍になる可能性もあって大儲け出来るという話しらしいです。

公式サイトにある連絡先は以下のようになっています。

>TiTus Holdings Limited

>10/F, Miramar Tower, 132 Nathan Road, Tsim Sha Tsui, kowloon, Hong Kong
>titusholdingslimited@gmail.com

まず電話番号がありません。さらにメールアドレスはフリーで使えるGoogleのgmailですし、香港の住所も検索するとバーチャルオフィス業者、Regusの拠点の住所と完全に一致します。明らかに架空住所です。

http://www.regus.co.jp/locations/business-centre/hong-kong-miramar-tsim-sha-tsui

そしてヒットコインが実際に仮想通貨として何処で通用するのか、あるいは換金の方法について一切の情報は見つかりません。需要が生まれなければ価値が上昇するはずがありません。値上がりするという主張の根拠は全くないとしか思われません。

結論としてこれは非常にお粗末なレベルの低い詐欺と判断せざるを得ません。

 

●48Holdings [Clover Coin] (よつばホールディングス www.48hd.co.jp

Clover Coin (クローバーコイン)という仮想通貨を販売しているようです。これもネズミ講方式やセミナーで勧誘を行っているようでネット上には情報が少ないです。サイトを見ると以下のキャプに示すように「ホーム」「会社情報」「業務内容」「お問合わせ」と4つの項目が並んでいますが実際には「業務内容」「お問合わせ」の2つの項目はクリックしても何も繋がっておらずダミーです。非常に情報の乏しいサイトとしか言い様がありません。

48ホールディングス冒頭.PNG

「会社概要」にある連絡先情報は一応以下のようになっています。

>社名 48ホールディングス株式会社 (英語名:48Holdings Inc.)

>所在地 〒060-0052 北海道札幌市中央区南2条東1丁目1-13 南2条ビル3F

>電話&FAX TEL 011-210-4848  FAX  011-210-4849
>設立年月日 平成5年11月5日
>事業内容 独自仮想通貨の発行と販売

サーバー情報を見るとXSERVERという格安レンタルサーバー会社のサーバーで同じサーバー上に134のサイトが共存しています。とてもではありませんがセキュリティを重視すべき金融あるいは投資関係の会社のサイトとは思えません。

商品やサービスの購入に使えるのか、仮想通貨として実際に機能するのかについては全く情報が見つかりません。仮想通貨として通用していないのならば需要が発生する訳がなく、市場価格が上昇するはずもありません。

さらに検索すると某動画サイトに「クローバーコイン報酬プラン」と題する動画(https://vimeo.com/159025778)がアップされています。この動画のキャプを以下に示しますがまず集めたお金の20%をリップルコインという別の仮想通貨の購入に充当し、運営経費に20%、残りの60%は販売報酬原資にするとされています。

48ホールディングス動画1.PNG

さらに動画には以下のような説明が出てきます。   48ホールディングス動画3.PNG

48ホールディングス動画4.PNGこれは詳しい説明を見るまでもなく仮想通貨投資に名を借りた「ネズミ講」です。リップルコインの購入に充てられる20%以外は運営費と販売報酬に充てられるのですからクローバーコインが実際に仮想通貨として機能する可能性は最初からゼロでしょう。敢えて言うならリップルコインが5倍以上に値上がりするならば辛うじてクローバーコインが価値を保つ可能性はありますが本当にリップルコインを購入しているという証拠は無いし、そもそもリップルの価値上昇が確実に見込めるならばクローバーコインではなくリップルコインを購入するべきということになるはずです。

そしてこれは「ネズミ講防止防止法(無限連鎖講の防止に関する法律)」に抵触する可能性が極めて高いでしょう。会員に組み入れられて誰かを勧誘したりすればその時点で犯罪者になってしまうことになります。実際に知恵袋にはクローバーコインの購入を勧誘された、購入させられたといった投稿が多数出ています。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12159647022

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11159739381

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12159682307

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14159658664

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14159670554

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10159646625

特に注目するべきでは最後の投稿です。

48ホールディングス知恵袋.PNG

「名刺記載の住所には会社が実在しなかった」とありますから事態は深刻です。残念ながらこれ以上の詳細、例えば名刺に記されていた住所などは不明ですが多数の被害が発生しているようなので厳重な注意が必要と思われます。投資は絶対に推奨出来ません。

●One Coin Ltd (ワンコイン www.onecoin.eu)

●One Coin JAPAN (ワンコインジャパン onecoinjapan.blogspot.com)

 

One Coin ロゴ.PNG

Ruja Ignatovaというブルガリア生まれの女性が創設し、ブルガリアに本社、ドバイに支社がある「OneCoin」という会社が発行するという仮想通貨への投資を募っているようです。最初のサイト(www.onecoin.eu)が会社の公式サイトと思われますが日本語で表示することは出来ません。後者は日本での販売促進の為のサイトと思われます。

まず公式サイト(英語版)を見て連絡先を探しましたがそれらしい情報が一切見つかりません。[Help]の中に[Contact Us]という項目を見つけましたがメール送信用の窓があるだけで住所も電話番号もメールアドレスさえも記載がありません。

One Coin contact us窓.PNG

それでも連絡先情報を探すとOneCoin社の公式らしきFacebook

https://www.facebook.com/OneCoin1/

に関連会社と思われるOne Network ServiceというE-ラーニングの会社(?)へのリンクがあり、こちらには連絡先としてブルガリアのソフィアの住所が記されていますが電話番号などはありません。

https://www.onelife.eu/en/contacts

>CONTACT INFO:
>One Network Services Ltd. 6-A Petko R. Slaveykov Sq, 1000 Sofia

ちなみに全く同じ住所を所在地としているOnePaymentという送金会社(?)が存在するようでこれもおそらく関連会社でしょう。但しこちらにも電話番号などの記載はありません。

http://www.onepayment.eu/

関連会社も含めて連絡先情報が殆どないというのは明らかに異様です。これだけでワンコインという仮想通貨の信頼性は極めて低いと考えざるを得ません。

さらにワンコイン社のサイトを見てもワンコインが一体何処で仮想通貨として通用するのか、商品やサービスの代価としてワンコインを扱っているような店舗などは何処にあるのか説明が見当たりません。これは少なくとも現時点で仮想通貨として機能しているとは思えません。一連の知恵ノートで何度も書いていますが仮想通貨として機能していないのならば需要が発生するはずがなく、ビットコインの様に価値が上昇することは有り得ないと考えざるを得ません。

さらに日本語サイトを見るとやはり連絡先情報やワンコインの仮想通貨としての流通に関する情報は見当たりません。日本語サイトで最も字数を使って説明されているのは誰かを勧誘してワンコインを売りつければ報酬が得られるという販売勧奨システムに関してです。報奨金のシステムは複雑のようですが、基本的に以下のキャプ画面にあるように高額のコインを多くの人に売りつけることに成功すればより高額の報奨金が得られますということのようです。

One Coin マルチ商法2.PNG

One Coin マルチ商法.PNG

報奨金の出所はワンコインの代価として振り込まれたお金を自転車操業で払う以外にないでしょうからこれもやはり仮想通貨への投資と称したネズミ講としか思われません。

そして意味不明としか思えないのですが、お金を払って購入するのはワンコインそのものではないようです。以下のキャプに見られるように購入出来るのはワンコインを採掘するのに使うことが出来る「トークン」と呼ばれるもののようです。例えば5000ユーロ(現時点の為替相場で約57万円)で「トークン」が6万枚だそうです。それ以外にもポイントとか別の仮想通貨と思われる「Aurum Gold Coin」と呼ばれるものがセット売りされています。

One Coin Package.PNG

仮想通貨として最も普及しているビットコインにも採掘(マイニング)と呼ばれるものがありますが、採掘はビットコインの出納を管理する作業を代行することであり、報酬としてビットコインが払われるシステムになっているはずです。そして採掘に参加しなくてもビットコインを買うことは出来るはずです。

ところがワンコインの場合はワンコインを直接購入することは出来ず、購入した「トークン」を使ってワンコインを採掘する必要があるようです。何故お金を払うだけでなく採掘に参加しないとワンコインを手に入れることが出来ないという異様なシステムなのか必然性が全く理解出来ません。しかも採掘に参加してもワンコインが得られるチャンス(頻度)は常に変動するようなことが書かれています。運が悪ければ5000ユーロ(約57万円)を払って購入した6万枚の「トークン」を全て投入しても1枚のワンコインを得ることも出来ない可能性があるのでしょうか?その変動を調整しているのは誰なんでしょうか?恣意的に確率を調整してお金を騙し取れる可能性があるように思われ、ますます意味が分かりません。

さらに日本語での勧誘サイトには送金方法に関する説明があります。幾つかの送金方法が選択出来るようなことが書いてありますがよく読むとクレジットカードは使用出来ないなどと書いてあり、実際には銀行から電信送金するしか方法は無いようです。送金先はブルガリアとドバイの2つの銀行口座になっているようですが振込先の住所は「ブルガリアのソフィア」、「UAE(アラブ首長国連邦)のドバイ」としか書かれていません。要するに住所も分からない会社にお金を振り込めということになります。あまりにも怪しいとしか思えません。

One Coin 送金先.PNG

クレジットカードが使用出来ないというのは既にクレジットカード会社に被害者からお金を取り戻したいという相談が殺到しているからではないかと疑いたくなります。

さらに「OneCoin」で検索すると英語以外の外国語で書かれたものも含めて多数の記事が見つかりますが。例えば以下の記事はイギリスの大衆紙、デイリーミラーの記事です。

http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/who-wants-onecoin-millionaire-you-7346558

One Coin ミラー紙記事.PNG

記事のタイトルは「Who wants to be a OneCoin millionaire? YOU don’t – here’s why hyped-up web currency is virtually worthless」となっていて日本語に訳せば「ワンコインで億万長者になることは出来ない。ワンコインが詐欺で無価値であることの証明」ということになります。要するに大金持ちになれると称してワンコインという仮想通貨への投資が呼びかけられているが実際には無価値であるという主旨の記事であり、ワンコインが無価値であることの根拠として以下のような項目が挙げられています。

記事はロンドンのホテルで1000人単位の参加者を集めてワンコインへの投資を呼びかけるセミナーが行われた様子を説明し、Kari Wahlroosという講師がワンコインは世界でビットコインに次ぐ世界2位の時価総額を誇る仮想通貨であると主張したが実際にはワンコインは時価総額ランキングに全く入っていないと指摘しています。

ワンコインの時価総額が世界2位という主張はYoutubeに「OneCoin JAPAN」の名義で投稿された動画(https://www.youtube.com/watch?v=ywiQXFdUjAQ)でも行われており、根拠となっているランキングはX Coinx.comというサイト(http://xcoinx.com/)を引用しています。一方でデイリーミラーの記事で引用されているのはcoinmarketcap.comというサイト(https://coinmarketcap.com/)にあるランキングでこちらには時価総額不明などというものも含めて700を超える仮想通貨がリストされていますがワンコインは全く出てきません。どちらのサイトが信用出来るのかについては何とも言えません。2つのランキングサイトは共に誰が作成しているランキングなのかなどランキング以外の情報が全く見当たらず信用度の判断材料がないのです。また実際のところ、仮想通貨の時価総額を高い信頼度で推計することなど非常に難しいでしょう。しかしワンコインの時価総額世界2位という主張は鵜呑みには出来ない情報とするしかありません。

さらに記事の著者(Andrew Penman氏)は以下のような点を列挙して不審を抱いたとしています。

1. マルチ商法で勧誘を行うと分かりきったことだがあっという間に勧誘の限界が来るはず。

2. ワンコインの公式サイトにはわざわざ小さな読みにくい文字で以下のような記載がある。

“The company does not warrant that product descriptions or other content is accurate, complete, reliable, current, or error-free.” (会社は商品に関する説明が全て正確で完全で信頼出来て間違いがないものとは保障しない。)

“The company reserves the right to, at any given time, change the OneCoin Compensation Plan.”(会社は報酬体系を何時でも変更出来る権利を留保する。)

[現在はこれらの記述は見当たらないようです。https://www.onecoin.eu/en/terms-and-conditions]

3. セミナーの講師は一方的に話すだけで参加者に質問の機会を与えなかった。

4. 講師に質問をメールで送ったが意味のある回答を得られていない。

5. ワンコイン社の経営者や株主などの情報が公開されていない。

6. セミナーの講師はワンコイン社と何の関係も持っていないのにビル・ゲイツ(マイクロソフト創業者)やリチャード・ブランソン(ヴァージングループ創業者)のようなビジネスでの成功者の名前を挙げていたし、ビットコインの名前を数え切れないほど繰り返していた。[だが彼らほどワンコインが成功出来るという保障は何処にもないはずである。]

7. 25ポンドものセミナー参加費を徴収しているにも関わらず経費が掛かっている印象は全くなくてチープであり、期待していた豪華なパンフレットも用意されていなかった。

8. セミナーは異様で熱狂を煽るような雰囲気に満ちていた。

要するにいかにも怪しげな勧誘の実態と思われます。日本の投資詐欺でも同じ様な手口のセミナーが勧誘に使われてきた歴史もあります。仮想通貨として投資先としてワンコインは全く推奨出来ないという結論にならざるを得ません。

●Alpha Line International [アトムコイン] (アルファラインインターナショナル g-cloud-coin.com)

香港の会社ということになっており、サイトは基本的に英語で書かれていますが、勧誘用と思われる日本語のブログやTwitterのアカウント、まとめサイトへの記載などが多数あり、日本でも勧誘が盛んに行われているようなので取り上げることにします。

http://blog.livedoor.jp/atomcoin/
http://atomcoin.livedoor.biz/

https://5oku.com/level/level010/vc-basic/atomcoin/

https://twitter.com/eoxiqe2q

リンクはしませんがまとめサイトにある記述では最初に書いたように香港の会社となっています。

ATOM Coin まとめサイト香港の会社.PNG

しかしリンクされているアルファライン社のサイトの会社情報によれば以下のキャプに示すとおりで住所はセーシェルです。このサイトは基本的に英語で書かれています。

ATOM Coin 連絡先.PNG

住所はセーシェルですが電話番号がありません。そしてこの住所は検索してみると「A.C.T.」というオフショア会社の住所と酷似しています。住所の違いは私書箱番号の有無だけです。

http://www.actoffshore.co/contact-us

>Official Address
>A.C.T. – Offshore Limited
>Oliaji Trade Centre – 1st Floor, Box 1377, Victoria, Mahe, Seychelles
>Tel:  +248 4321377
>Fax: +248 4324777
>Email: email@actoffshore.com

これは架空住所と考えてよいかと思います。電話番号がないのもセーシェルの住所が架空であるからでしょう。これだけで詐欺の疑いが非常に濃いと判断せざるを得ません。

上でリンクした勧誘用と思われるブログには以下のような記載があります。

ATOM Coin 毎月上昇.PNG

根拠が全く分かりませんが1アトムコイン=1円からスタートして毎月0.01円ずつ価値が上昇するそうです。一連の知恵ノートで何度も指摘していますが、仮想通貨の価値が上がるのは実際に仮想通貨としての利便性を認めて仮想通貨を実際の支払いや送金などの為に購入する人が増えて需要が生まれるからでしょう。しかしアトムコインが実際の支払いに使える店舗などに関しては全く情報が見つかりません。実際に仮想通貨として機能していない、市場が存在しないと思われる仮想通貨の価格が定期的に上昇する根拠が全く分かりません。

またアルファライン社は香港あるいはセーシェルの会社という話の筈なのに1アトムコイン=1円からスタートして毎月0.01円ずつ価値が上昇するとするならアトムコインを発行しているのは海外ではなく、日本の会社としか思われません。海外で発行されている仮想通貨ならば為替相場の影響を受けない筈がないからです。

そして同じ勧誘用ブログには以下のような記載もあります。

ATOM Coin ゲーム市場参入.PNG

ゲームでの課金を支払う為の仮想通貨として機能させるという話しならば「検証1 (http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n372691)」で取り上げたカルダノエイダコインの項目で詳しく説明しましたが資金決済法という法律に則って「資金移動業者」としての登録を得ることが必須なはずです。金融庁のサイトでは資金移動業者として登録ずみの会社のリストが公表されていますが

http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/shikin_idou.pdf

アトムコインに関連すると思われる登録業者はリストに見当たりません。無登録で既にコインを販売しているのは違法行為と思われます。

さらにアルファライン社のサイトのサーバー情報を調べるとさらに興味深い点が見つかります。アトムコインのサイト(mother-bank.com)と同じサーバーにもう一つのサイトが存在しているのです。

ATOM Coin 同一サーバー2つのサイト.PNG

このもう一つのサイトは Mother Bank (マザーバンク)という金融機関(?)のサイトになっているようですが具体的な営業内容などに関する記載がなく、本当に金融機関として機能しているかどうかは非常に疑問です。そして連絡先情報は以下のキャプに示すだけしかありません。

ATOM Coin 関連マザーバンク連絡先.PNG

電話番号も住所もなく、メールアドレスがあるのみという怪しさ。そして「会社名」はアトムコインを発行しているのと同じアルファラインインターナショナルです。そしてこのマザーバンクのサイト(mother-bank.com)は全面的に日本語で書かれています。

やはりアトムコインの発行元であるアルファライン社は海外の会社を装っていても日本に本拠があるとしか思われません。アトムコインは海外の会社を装った日本の詐欺グループによる詐欺と考えるのが妥当と思われ、投資先として推奨出来ません。